多くの潜在能力を活かせず残念な仕上がりに!期待の新作アクションRPG『The Relic: First Guardian』が抱える問題点とは?
期待の新作アクションゲーム『The Relic: First Guardian』ですが、残念ながらその出来栄えは多くのゲーマーにとって厳しい評価となるでしょう。一見すると、フロム・ソフトウェア作品にインスパイアされた意欲作に見えるものの、随所に未完成な部分が散見され、高いハードルを設定した先行作品には遠く及ばない仕上がりとなっています。特に、魅力的な戦闘システムが惜しまれるほど、他の要素が粗雑で受け入れがたいレベルにあります。
残念なビジュアルと単調な世界観
本作は視覚的な面で、良い第一印象を与えるどころか、プレイ中を通して改善されることはありません。キャラクターモデルのほとんどは平凡で、中世ヨーロッパ風の農民、騎士、説教師のようなデザインか、あるいは『Bloodborne』の「人形」を彷彿とさせるような、しかしどこか未完成な奇妙さを持つデザインとなっています。主人公の顔に至っては、たまに目が光る以外に具体的なディテールが見られず、古い『Fable』シリーズの悪名高いブルーム効果のような低解像度のフワフワ感が常にまとわりついています。探索するフィールドも、ほとんどの集落がゴーストタウンと化し、砦が廃墟となっているため、全体的に死んだ世界のような雰囲気を醸し出しています。
惜しまれる戦闘システムと不親切な仕様
『The Relic: First Guardian』で最もまとまりがあるのは、やはり戦闘システムでしょう。用意された5種類の武器はそれぞれ個性的で、コンボは一種類のみながら、適切なタイミングでの入力を要求されます。ただし、操作の反応が鈍いため、このリズムを掴むのは序盤から一苦労です。スタミナを消費するのは防御オプションのみで、攻撃的なプレイが推奨されるのですが、敵が攻撃によって怯むことはほとんどなく、結局は攻撃の隙を待つ時間が長くなりがちです。敵もプレイヤー同様、スタミナが尽きるとスタンしますが、敵のスタミナゲージが表示されないため、いつスタンするのかが全く分からないのはフラストレーションが溜まる点です。
多すぎるボスと理不尽な死
本作には75体以上のボスが登場し、その多くはオプションです。しかし、これらのボス戦では、プレイヤーが理不尽な死を避けるために退屈な戦術を強いられる場面が多く見られます。例えば、特定のボスは環境ハザードや状態異常、あるいは中断できない猛攻を仕掛けてきます。中には、ボスが全く動かなくなったり、リスポーン時にボスが出現しなかったりするなど、ゲームが完全に壊れてしまう奇妙なバグも報告されています。
武器スキルとカスタマイズ要素
武器スキルは戦闘に奥深さを加えてくれます。各武器には2つのスキルツリーがあり、それぞれが異なるプレイスタイルを提供しています。例えば、バトルスタッフは近接戦闘で旋風を巻き起こすスタイルと、強力な遠距離攻撃で魔法使いのような役割を果たすスタイルに分岐します。しかし、これらのスキルを解放するために必要なレリックポイントは膨大で、終盤まで一つのスタイルの全貌を見るのは難しいでしょう。レリックポイントは特定のボス戦やクエストの報酬、または特定の青い祠でしか手に入らないため、周回で稼ぐこともできません。幸い、比較的簡単に入手できるアイテムを使えば、いつでもポイントをリセットしてリスペックできるため、新しいボスに合わせた戦略を試すことは可能です。