40年の時を経て『スーパーマリオブラザーズ』のスピードランナーたちが「グリッチの聖杯」を発見!ゲームのコードを任意に書き換え、無限の可能性を解き放つ快挙を達成!
2026年04月04日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
ゲームの世界では、40年以上の歴史を持つ国民的タイトル『スーパーマリオブラザーズ』において、スピードランナーたちが「グリッチの聖杯」と称する画期的な発見をしました。これは、ゲームのコードを任意に書き換える「任意コード実行(ACE)」と呼ばれるバグを悪用するもので、開発者が意図しなかった動作をゲームにさせることが可能になります。
40年越しの「グリッチの聖杯」がついに明らかに
この発見は、遡ること1年以上前、とあるプレイヤーがNintendo Switch版『スーパーマリオブラザーズ2』(日本版)をプレイ中に偶然発生したクラッシュがきっかけでした。このクラッシュが任意コード実行(ACE)への扉を開くもので、スピードランナーたちは1年をかけて研究を重ね、ついに初代『スーパーマリオブラザーズ』でもACEを成功させました。ACEを利用すれば、理論上はゲームを完全にコントロールし、エンディングクレジットに直接ワープすることも可能です。スピードランナーのKosmic氏は「これは通常の方法でゲームをクリアするのとは違う」としつつも、「ゲームの知識を深め、その内部構造を操作する、とてつもない可能性を秘めている」と語っています。
複雑な条件を乗り越えて実現したゲームの再構築
ACEを実現するための具体的な手順は非常に複雑で、Kosmic氏の解説動画も1時間を超えるほどです。しかし、その核心は、特定の敵キャラクターを特定の順番で同時にゲーム内に読み込ませることでクラッシュを引き起こすというものです。『スーパーマリオブラザーズ2』(日本版)では、最終ステージ8-4で比較的簡単に再現できましたが、初代『スーパーマリオブラザーズ』では、意図されたゲーム内には必要な条件が揃う場所が存在しませんでした。そのため、ファミコンディスクシステム版の、通称「-1ワールド」と呼ばれるバグステージを利用することが判明。さらに、100th_Coin氏というコミュニティメンバーがテストのためにNESエミュレーターを書き直すなど、コミュニティ全体の協力によってこの偉業は達成されました。具体的には、-1ワールドを一度クリアして2周目を解放し、マリオで一度死んだ後、ルイージでパワーアップアイテムを集めながら-1ワールドを進みます。そして特定の状況で敵キャラクターを操作することで、ゲームのコード実行をスキップさせ、グラフィックを描画するPPUからコードを読み込ませるという、まさにゲームを再構築するようなプロセスが関わっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発見元 | 『スーパーマリオブラザーズ2』(日本版)のクラッシュ |
| 適用タイトル | 『スーパーマリオブラザーズ』(ファミコンディスクシステム版) |
| 所要期間 | 1年以上 |