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  3. 血に狂う少女達の物語ふたたび。より過激に洗練された3DダンジョンRPG「神獄塔 メアリスケルター2」プレイレポート
 コンパイルハートは2018年7月12日に,PlayStation 4用ソフト「神獄塔 メアリスケルター2」を発売する。本作は,2016年10月13日に発売されたPlayStation Vita用ソフト「神獄塔 メアリスケルター」の世界観を引き継いだ新作ナンバリングタイトルだ。


 数十年前に突如生まれた“生命ある監獄”である「ジェイル」。本作では,このジェイルからの脱出を目指して,前作とはまったく異なるストーリーが展開される。そんな本作を一足先にプレイする機会が得られたので,そのプレイレポートをお伝えしよう。

左から,通常版と限定版のパッケージ画像

崩壊した解放地区と,巨大な怪物と化したジャック

絶望的な状況に抗う血式少女達の物語


 本作の舞台となるのは,人々を捕らえて拷問にかける謎の化け物「メルヒェン」と,不死身の看守「ナイトメア」がはびこる巨大監獄「ジェイル」の内部だ。
 ジェイルに巣食う敵に対抗しうる力を持つのは,「血式少女」と呼ばれる少女達だけ。本作の主人公「つう」や,幼馴染の「人魚姫」もまた,ジェイルからの“脱獄”を目指す組織「黎明解放戦線」(以下,黎明)に所属する血式少女だ。

主人公である「つう」と,幼馴染の「人魚姫」。2人は過去に夫婦としての契りを交わしており,つうは“人魚姫の王子様”になるため,王子様然とした高潔な振る舞いを身につけている
前作主人公のジャックや,その幼馴染のアリス,黎明所属の血式少女の赤ずきんなど,前作と同様のポジションで登場するキャラクターも存在する
 前作では,ジェイルから救出された少年「ジャック」が主人公となり,共に救出された幼馴染「アリス」や,黎明の仲間と共に脱獄を目指すストーリーが展開された。しかし本作では,ジャックとアリスの登場からストーリーが大きく変化していく。

前作と同じ物語の流れになるかと思いきや……
 ジャック達を救出する際に出現したナイトメアとの戦闘により,つうと人魚姫とジャックの3人は下層へと落下。戦いの中で人魚姫をかばったジャックは重症を負い,突如出現した“謎の弦”に取り込まれ,そのままナイトメアへと変化してしまう。

ナイトメアへと変貌してしまったジャックだが,なぜかつうとは意識が通じ合っている
 記憶を失い,知能も幼児レベルまで退行してしまったジャックだが,つうとは辛うじて意思疎通が行えることが判明。つう達は,ジェイル内から救い出したわずかな生き残りと共に「ハーメルン解放地区」を拠点として,生き残りの捜索とジェイルの攻略を目指すことになる。

本作の新たな拠点「ハーメルン解放地区」。「EVENT」のアイコンが表示されている場所では,キャラクター同士の会話イベントが発生する
ハーメルン解放地区では,ジェイルから解放された生き残りが運営する施設を利用できる。初期の段階では品揃えなどは少なめだが,ゲームの進行に応じて増えていく
 拠点ではアイテムや装備品の購入,血式少女の職業変更といった基本的なセッティングに加えて,本作から登場する新要素「ユ血液」のカスタマイズができる。

 ユ血液はダンジョン探索で手に入るアイテムの1つで,血式少女に注入することで「ユ血液スキル」を獲得できる。スキルは同じユ血液を注入し続けることで強化できるので,集中的に使用するのがいいだろう。

ユ血液は初期段階では“未鑑定”となっており,鑑定後に使用する必要がある
通常のスキルは,レベルアップごとに溜まる「CP」を消費して習得する。習得できるスキルは,血式少女に設定している職業ごとに異なるので注意しよう

生きるダンジョンの内部は危険と利益が隣り合わせ

新要素「ブラッドファーム」でアイテムを収穫しよう


 ジェイルの内部は,複雑な構造の3Dダンジョンとなっている。やはり監獄(ジェイル)というだけあって,そこかしこにトラップが仕掛けられているのが大きな特徴だ。

 単に走り抜ければいいだけのものから,タイミングを合わせて移動する必要があるものまで,トラップの種類はさまざま。マップをよく観察し,その性質をしっかり把握しつつ進まねばならない。

罠の中にはリアルタイムに作動しているものもある。特定のスイッチに反応するなど,相互作用によって変化するギミックも多く,パズルを解くような感覚で探索を進められる
 そのうえ,ジェイル内には不死身の強敵「ナイトメア」が存在している。ナイトメアが近くに現れると周囲に白い霧がかかり,完全に霧に包まれるとパーティが発見されて「虐殺鬼ごっこモード」が発動する。
 ナイトメアをある程度引き離せば逃走成功となるが,逃走中はミニマップが表示されなくなるので,新しいフロアの探索中に霧が見え始めたら退路をしっかり確保しておこう。

ナイトメアは基本的に不死身だが,攻撃して部位を破壊することで一時的に行動を封じられる。袋小路に追い詰められたときは,戦ってピンチを切り抜けよう
血式少女達が持つ「血式能力」も探索に欠かせない要素だ。うまく使い分けることで,遠くにあるアイテムを獲得したり,仕掛けを作動させたりできる
生きた監獄であるジェイルには「三大欲求」(食欲,性欲,睡眠欲)と呼ばれるステータスが存在し,ダンジョン内でそれぞれに合致する行動を取ることで欲求を満たせる。そのたびに「ジェイルボーナス」が得られるので,可能であれば狙っていこう
 また,本作からの新要素「ブラッドファーム」もダンジョン探索における重要なポイントとなっている。ダンジョン内の平地には“血晶”を埋めて「血花」を育てられ,これを収穫することでアイテムや装備品が入手できる。

 さらに,ダンジョン内には「ブラッドファームゾーン」と呼ばれるエリアが存在し,その中で育てた花は入手アイテムが変化する。基本的にはより良いものが手に入るので,地面が光っているエリアを見つけたら覚えておこう。

埋める結晶の種類によって,収穫内容が変化する。また,血をかけることで血花をランクアップさせ,より良いアイテムを収穫することもできる
血式能力を使ってまとめて収穫を行うと,一定確率で「アップデートチャンス」が発生し,収穫した装備品が強化される。特殊な装備スキルが付与された装備品も入手可能なので,可能な限りまとめて収穫したい
ゲームが進行すると,血花の育成や収穫を依頼することも可能になる。消費アイテムなど,ランクアップやアップデートを必要としない収穫物の収集に便利だ

返り血の活用と,意識メーターの調整がカギ

ナイトメア・ジャックと共に過酷な戦いを切り抜けろ


 本作の戦闘は,画面上部に表示されたタイムラインの順番にターンが回ってくる,おなじみのコマンドバトルを採用している。前作から最も大きく変化したポイントは,ナイトメア・ジャック(以下,ジャック)の存在だ。
 ジャックは常につうとペアを組んで行動し,つうのターンが回ってきたときに2人分のコマンドを入力できる。この際,つうやジャックが連続して2回行動することも可能だ。

2回行動を活かすには,SP消費が低く取り回しのいいスキルが有効。ユ血液スキルや武器由来スキルの多くはSP消費が0なので,敵全体を攻撃できる無属性の「オールアタック」などは相性抜群だ
キャラクターのコマンド入力前に「クリティカル予告」のカットインが発生する場合がある。発生時は攻撃が100%クリティカルとなり,カットインの内容によって倍率が変化するので,それに合わせて行動を変えるのもアリ
 ジャックは不死身の存在だが,行動内容によって「意識メーター」が変動する。メーターの乱れが一定を超えるとジャックは暴走し,制御不能な「ジャックリッパー」へと変身してしまう。暴走時は完全に制御不能なので,つうの能力「カウンセリング」を使って暴走状態を解除しなければならない。

1回の戦闘中に3回暴走が発生すると,そのままゲームオーバーになってしまう。ジャックの行動は強力だが,使いすぎは厳禁だ
 もちろん,前作からお馴染みの“血”に関するシステムも健在だ。攻撃時に特定の条件を満たすと,敵が“血しぶき”を吹き出すことがある。血しぶきを受けた血式少女は「返り血ゲージ」が蓄積していき,最大まで溜まった状態でターンが回ってくると「ジェノサイドモード」へと強制的に変身する。

 ジェノサイドモードではステータスが大幅に向上するだけでなく,非常に強力な専用能力「ジェノサイドスキル」も使用可能となる。さまざまな場面で役に立ってくれるので,積極的に発動を狙っていこう。

血しぶきは,敵の弱点属性で攻撃したり,一定確率で発生する「クリティカル」や,大ダメージを与えて敵を倒すと発生する「オーバーキル」によって発生する。また,攻撃対象が血しぶきを出しやすくなるスキルも存在する
 ただし,返り血の状態には注意が必要だ。戦闘中にキャラクターが大きなダメージを受けたり,味方の戦闘不能が発生したりすると“穢れ”が累積して,返り血の色が黒く濁っていく。

 穢れが一定以上溜まった状態で返り血が最大に達すると「ブラッドスケルターモード」となり,敵味方の区別なく暴れ回るようになってしまう。ステータスの上昇率はジェノサイドモードより大きいが,放置するのはかなり危険だ。

左がジェノサイドモード,右がブラッドスケルターモードだ。肌色率が上がって素敵だが制御不能となるので,ブラッドスケルターモードの発動は可能な限り避けたいところ
 これを回避するためには,ジャックが使える「じょうか」コマンドで事前に穢れを解消しておく必要がある。ブラッドスケルターモード中も「いのちがけじょうか」で解除可能だが,ジャックの意識メーターに与える影響も大きい。暴走が連鎖する状況に陥らないよう,気をつけよう。

「舐める」コマンドを使うことで,味方1人の返り血を拭うことができる。血を舐めると回復やバフなどの補助効果が発動するので,穢れの状況と見比べつつ,返り血の使い道を考えよう
拠点では穢れを浄化するため,タッチパッドでジャックの血を少女に塗り込むミニゲームを行える。塗り込む際に衣装をこするとなぜか布が透けていくが,たぶん浄化の副作用的なものだろう。大変重要な儀式なので頑張った。下心などは一切ない
 ゲームの基本的なUIや演出面を洗練させつつ,リスク&リターンを常に天秤にかけるゲームシステムがさらに練り込まれた「神獄塔 メアリスケルター2」。ストーリー面でも,前作から通して遊んでいる人にとっては「あのキャラクターがこんなことに!?」と,驚く展開が多く用意されている。単に同じ世界観での“やり直し”ではなく,前作を下敷きとしたさまざまな仕掛けが用意されているので,前作をやり込んだ人にはとくにオススメしたい。

 また本作には,前作「神獄塔 メアリスケルター」のリメイク版が完全収録されているのも嬉しいところ。リメイク版「神獄塔 メアリスケルター」は,「神獄塔 メアリスケルター2」のクリア後に開放されるが,発売日に配信予定の無料DLCをダウンロードすることで,先にプレイできるようになる。血みどろながらも美しい,本作の世界観に興味を引かれたという人は,こちらも合わせて遊んでみてほしい。

ゲームが進むと,探索時に縛りを設けることでさまざまな利益を得られる「トライジェイル」や,ジェイルボーナスを調整できる「ジェイルマネージ」といったシステムも解禁される。育成を手早く進めるのに便利な新要素だ
血式少女達は個室を持っており,それぞれの部屋へ訪問できる。家具などのアイテムをプレゼントをすれば友情度を上げられるほか,渡した家具で部屋を模様替えすることも可能だ

「神獄塔 メアリスケルター2」公式サイト

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