2026年3月13日に発売の『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』のメディアレビューが公開されMetacriticのメタスコアが集計されました。このページではMetacriticへ寄稿された『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』に対するゲームメディアのレビューを翻訳してまとめています。
メタスコアは80代後半で、多くのメディアからシリーズ最高峰との評価を受けています。現行機専用になったことで実現した美麗なオープンワールドや、育成・収集を革新する新システムが絶賛される一方、戦闘のマンネリ化やAIの不出来など批判点もしっかりあります。購入の参考になれば幸いです。
モンスターと絆を結ぶ冒険が、ついに本気を出した
この『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』は、シリーズの集大成と呼ぶにふさわしい一本に仕上がっていると思います。現行機専用タイトルとして生まれ変わった美麗なアニメ調オープンワールド、育成と収集を劇的に進化させた新システム「里孵し」、そしてこれまでの子供向けテイストから一転したダークで重厚な物語。褒めるべきところがたっぷりある良作ですね。
ただ、手放しで絶賛というわけでもありません。戦闘AIのおかしな判断がボス戦での敗北につながったり、中盤以降にバトルがマンネリ化しやすかったりと、長時間プレイすると粗が見えてくる部分もあります。それでも、モンスター育成RPGとしての完成度は間違いなくシリーズ最高です。
空を飛び、壁を登りと探索が楽しすぎる

今作で一番テンションが上がるのは、やっぱりオトモンに乗ってフィールドを駆け巡る探索かもしれません。リオレウスで空を飛び、ガルクで壁を登ったり地面に潜ったり、ロアルドロスで川を泳いだり。しかも序盤から飛行が解放されているので、広大なマップを最初からテンポよく回れます。レビュアーの中にはガルクの乗り心地を「10点満点の犬」と独自のスコアで表現した人もいるくらい、移動自体が楽しいゲームです。
さらに新システム「里孵し」がとにかく秀逸。余ったオトモンを野に返すと、その地域の生態系が豊かになって、より強い遺伝子を持ったレアなタマゴが手に入りやすくなるんです。「卵を集める→育てる→野に返す→生態系が育つ→もっといい卵が出る」という循環が生まれるので、卵集めが単なる作業にならず、明確な目的を持って世界を回れます。
モンスターの巣もシンプルになっていて、小さなエリアで素早くタマゴを選んで親が起きる前に逃げるというスリリングな仕様。テンポがいいのでストレスがほとんどありません。伝承の儀による遺伝子カスタマイズも健在で、お気に入りのオトモンに異なる属性のスキルや強力な攻撃を継承させることで、三すくみの不利を覆すような自由な育成が楽しめます。
「観察して読む」戦闘が、本家モンハンっぽくて気持ちいい

おなじみのパワー・スピード・テクニックの三すくみは健在ですが、今作の戦闘で特に面白いのは敵の姿勢や動きから次の攻撃を推測するシステムです。たとえば敵が「蛇が噛みつくような構え」をとったらスピード攻撃の合図、といった具合に、画面上のUIに頼らず視覚的なヒントから行動を読み解く必要があります。
これがまさに本家『モンスターハンター』の「モンスターの動きを学ぶ楽しさ」をターン制RPGに落とし込んだ形になっていて、単純なじゃんけんではない奥深さがありますね。斬撃・打撃・刺突の武器を切り替えて部位破壊を狙う戦略性も加わり、戦闘の満足度はかなり高いです。
前作まであった煩わしいQTEも廃止されて、相性で勝っていればスムーズに有利が取れるようになったのも嬉しい改善点。絆技やダブルアクションのド派手な演出もアニメ映画みたいで爽快です。
「ヒックとドラゴン」×「ゲーム・オブ・スローンズ」な物語

ストーリーもシリーズで最も成熟した内容になっています。アズラルとビュリオンという二国の戦争の危機、謎の石化現象による荒廃、そして絶滅したはずのリオレウスの双子の誕生。レビュアーの中には「3分の2の『ヒックとドラゴン』に、『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ファイアーエムブレム』をまぶしたような物語」と表現した人もいます。
主人公もただの無個性なアバターではなく、過去や恐怖、希望を持った一人の人間としてしっかり描かれています。「経験値を得る段ボールの切り抜きではない」とキャラクターを評されています。フルボイス化とキャラクタークリエイト機能の導入も相まって、物語への引き込み度はシリーズ随一。
「巨大なアニメ映画」を遊んでいるようなグラフィック

現行機専用になったことで、ビジュアルの飛躍は凄まじいです。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を彷彿とさせる美麗なアニメ調のオープンワールドが広がっていて、フィールドには生きたモンスターが溢れかえっています。「巨大なアニメ映画をプレイしているかのよう」という表現がぴったりかもしれません。レ
BGMも戦争と政治劇というテーマに合わせて壮大なオーケストラに進化しており、戦闘やイベントシーンの盛り上がりを見事に支えています。
ただ、気になる点もしっかりあります
味方AIが足を引っ張る場面がある
今作では自分とオトモンに加え、NPCパートナーとそのオトモンの4体で戦う仕様ですが、AIパートナーの行動が時折おかしいんです。「攻撃的」「防御的」などの指示は出せるものの完全ではなく、ボス戦でAIのミスが直接の敗因になることも。140時間プレイして5回AIのせいでボスに負けたという報告もあるので、ここはちょっとフラストレーションが溜まるかもしれません。
中盤以降、戦闘がワンパターンになりがち
序盤は新しいシステムを覚える楽しさがありますが、レベルが上がってくると「弱点を突いて攻撃→勝ち」のサイクルが単調になりやすいです。サブクエストも「モンスターを何匹倒せ」「アイテムをいくつ集めろ」系のおつかいが多く、物語が大きく動くまでの間はやや進行が遅く感じるかもしれません。
モンスターが多すぎて移動が大変
フィールドにモンスターが大量に配置されているのは迫力がある反面、数歩歩くだけでエンカウントしてしまう場面も。「咆哮」機能で1分間追い払えますが、目的地に向かって走りたいときにはちょっと邪魔に感じることがあります。
武器のバリエーションが物足りない
装備できる武器は6種類で、前作の「片手剣」が「太刀」に置き換わった程度の変化。操虫棍や双剣のような新カテゴリの追加がなく、武器の進化としては少し寂しい印象ですね。
UIにも改善の余地あり
戦闘中に敵の部位ごとの弱点を確認するには、わざわざ攻撃ボタンのプロンプトを押す必要があります。一目でわかるようになっていない点は、もう少し親切にしてほしかったところです。
意見が真っ二つに割れたポイント
「敵の行動を読む」システム——最高の発明か、理不尽なじゃんけんか
三すくみバトルで敵の姿勢から次の攻撃を推測するシステムは、評価がくっきり分かれています。多くのレビュアーは「本家モンハンの『敵のモーションを学ぶ体験』をRPGに見事に落とし込んだ最高の発明」と絶賛しています。
一方で、前作と比べてヒントが少なすぎるという声も。特にゲーム序盤の数時間は覚えることが多く、学習曲線がかなり急になっています。ナビゲーター役のアイルー「ルディ」のヒントも抽象的すぎるという不満があり、新規プレイヤーやUIの情報に頼りたいタイプには不親切に感じる可能性がありますね。
大人向けに振り切ったストーリーの方向性
子供向けのトーンを脱却して政治劇や戦争を描く路線にシフトしたことは圧倒的に支持されていますが、一部では「JRPGの伝統的なお約束のつぎはぎ」という指摘も。過去作から200年後の設定で馴染みのキャラクターが登場しない点に違和感を覚えるファンもいるかもしれません。また、シリアスな場面が続く冗長なカットシーンに退屈するという意見も見られます。
メディアレビュー紹介
高評価
Critical Hits (pc) — 100 「空を飛ぶ双子のリオレウス」を巡るアズラルとビュリオン両国の政治的陰謀が渦巻く、かつてなく大人向けの壮大な物語に完全に魅了された!じゃんけん式の戦闘は敵の姿勢から行動を読む極上の戦略性を誇り、週末を忘れて140時間以上も遊び尽くしてプラチナトロフィーを獲得するほどの中毒性だ。最高峰のRPGである。 → レビューを読む
Screen Rant (pc) — 100 『ヒックとドラゴン』の世界に『ゲーム・オブ・スローンズ』の政治闘争をぶち込んだような重厚なストーリーがたまらない!開始直後からリオレウスに乗って空を飛べる圧倒的な自由度と、伝承の儀による奥深い遺伝子操作に気付けば週末だけで30時間を溶かしていた。モンスター育成RPGの歴史を塗り替える絶対的傑作だ! → レビューを読む
Region Free (pc) — 100 まるで超大作アニメ映画の最も美味しい部分だけをプレイしているかのような至福の体験だ!過去作から200年後のアズラル王国を舞台に、リンクを彷彿とさせる主人公が王女と共に紡ぐ物語は言葉を失うほど美しい。序盤の複雑さはあるが、モンスターとの絆技を駆使する戦闘は極上の達成感をもたらす。比類なき神ゲーだ! → レビューを読む
低評価
Gameliner (pc) — 90 生息環境復元システムやフルボイス化など確かな進化はあるが、不満点も否めない。特に三すくみベースの戦闘は20時間もプレイすれば単調な作業へと成り下がり、致命的な飽きを生む。さらに、片手剣を太刀に置き換えただけで、操虫棍や双剣といった魅力的な新武器が一向に追加されない点には深い失望を禁じ得ない。 → レビューを読む
Indigo GEEK (pc) — 90 クリスタルの侵食を巡る戦争を描く重厚な物語や次世代機の美しいグラフィックは評価に値する。しかし、戦闘システムはあまりにも融通が利かず、プレイヤーが戦略を実験する余地を完全に奪っている。特に一部のボス戦は新規プレイヤーにとって理不尽なほど過酷であり、難易度調整の甘さが没入感を著しく阻害している。 → レビューを読む
Video Chums (pc) — 91 ガルクに跨り広大な世界を駆ける探索の爽快感は素晴らしい。だが、肝心の戦闘メカニクスは直感性に欠け非常にストレスだ。敵の行動パターンを暗記させる仕様は理不尽で、ナビゲーター役のアイルー「ルディ」のヒントも曖昧すぎて役に立たない。ユーザーへの配慮が決定的に欠如した不親切な設計と言わざるを得ない。 → レビューを読む
まとめると
- シリーズ最高峰の完成度を誇るモンスター育成RPGで、メタスコアは80代後半の高評価
- 現行機専用の美麗なアニメ調オープンワールドは「巨大なアニメ映画」のよう
- 新システム「里孵し」が探索と収集の循環を生み出し、モチベーションを大幅に向上させている
- 伝承の儀による遺伝子カスタマイズは自由度が高く、育成の戦術性が深い
- 敵の姿勢から行動を読む三すくみバトルは、本家モンハンの体験をRPGに昇華した秀逸なシステム
- ストーリーは政治劇や戦争を描くダークで大人向けの路線に進化し、フルボイス化も実現
- リオレウスでの飛行やガルクでの壁登りなど、オトモンを使った移動が序盤から快適で楽しい
- AIパートナーの判断ミスがボス戦での敗北につながることがある
- 中盤以降、三すくみバトルの基本ループがマンネリ化しやすい
- サブクエストに単調なおつかい系が多く、テンポが落ちる場面がある
- フィールドのモンスター密度が高すぎて移動が妨げられることがある
- 武器種のバリエーションに大きな進化がなく、片手剣が太刀に置き換わった程度
- 敵の行動を読むシステムは序盤の学習曲線が急で、新規プレイヤーには不親切に感じる可能性あり
製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~ |
| ジャンル | RPG(モンスター育成RPG) |
| 発売日 | 2026年3月13日 |
| 開発・発売元 | CAPCOM Co., Ltd. |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 / PlayStation 5 / Xbox Series X |










