『Star Wars: The Old Republic』が幻の『KOTOR』風リブート計画をEA役員会に却下されていたことが判明! 莫大な開発費が足かせに
2026年05月15日 | #ゲーム | Eurogamer
かつてBioWareが手がけたMMORPG『Star Wars: The Old Republic』について、2015年に大幅なリブート計画が存在したことが、元リードデザイナーのジェームズ・オーレン氏によって明かされました。この計画は、2003年のシングルプレイヤーRPG『Star Wars: Knights of the Old Republic』(以下、『KOTOR』)のような体験をオンラインで提供することを目指しており、『The New Republic』と名付けられていたとのこと。オーレン氏自身が『KOTOR』のリードデザイナーを務めていたこともあり、このプロジェクトには並々ならぬ情熱が注がれていたようです。
『KOTOR』オンライン化の構想
『The New Republic』は、現在の『Star Wars: The Old Republic』をより『KOTOR』に近いものにするという明確なビジョンを持っていました。オーレン氏はこのプロジェクトを「『KOTOR』をオンラインで実現するチャンスであり、過去の反省点をすべて修正する機会」と表現しています。当時、『Star Wars: The Old Republic』がリリースされてから4年が経過しており、オーレン氏は6ヶ月を費やしてこのデザインをまとめ上げたとのこと。モックアップトレーラーも作成し、ルーカスフィルムの当時の社長キャスリーン・ケネディ氏や、現在の社長デイブ・フィローニ氏など、多くのキーパーソンを説得することに成功したとされています。特にフィローニ氏は「共和国崩壊の数百年前に設定すれば、関連性を持たせられる」とまで語るほど熱心だったようです。
EAの役員会が計画を阻止
驚くべきことに、オーレン氏は当時EAのワールドワイドスタジオの責任者であり、『Star Wars: The Old Republic』に批判的だったとされているパトリック・セーデルルンド氏をも説得することに成功しました。オーレン氏はこれを「キャリアで最も偉大な成果の一つ」と振り返っています。しかし、最終的な承認を待つEAの役員会で、この計画は無情にも却下されてしまいました。役員会は、『Star Wars: The Old Republic』の立ち上げに際して莫大な費用を投じた過去を覚えており、「なぜさらに多額の費用をかける必要があるのか」という意見が大勢を占めたとのことです。この決定が、オーレン氏がBioWareを去るきっかけの一つになったと語られています。