ジェームズ・ボンドのゲーム史を徹底解説!伝説の『ゴールデンアイ 007』から待望の新作『007 First Light』まで、スパイの冒険を振り返る
映画シリーズとして60年以上の歴史を持つ「ジェームズ・ボンド」のゲームタイトルは、1982年にリリースされたテキストアドベンチャーゲーム『Shaken but Not Stirred!』から始まり、40年以上の歴史があることが明らかになりました。初期の作品は非公式なものもありましたが、公式ライセンス取得後は『GoldenEye 007』のような傑作から、賛否両論を巻き起こしたタイトルまで、多岐にわたる作品が生み出されてきました。特に『GoldenEye 007』は、コンソール向けFPSの常識を覆し、後のゲームに多大な影響を与えた名作として語り継がれています。
『ゴールデンアイ 007』がゲーム業界に与えた衝撃
1997年にNINTENDO64向けに発売された『GoldenEye 007』は、ゲーム史上最も偉大な作品の一つとして評価されています。開発チームの多くが商業ゲーム開発の経験が浅い中、この作品は発売から約800万本以上を売り上げ、NINTENDO64のソフトの中で世界で3番目、アメリカでは歴代最高の売り上げを記録しました。このゲームは、スマートで奥深いストーリーベースのシューターであり、特に4人同時プレイが可能な分割画面マルチプレイヤーモードは、このジャンルに革命をもたらしました。当時の任天堂の著名なデザイナー、宮本茂氏でさえ、開発中に「敵を倒した後に病院へ見舞いに行かせ、握手をさせるべきだ」と提案するなど、その成功は当初は予測されていませんでした。しかし、開発チームはこの提案を退け、結果として画期的なゲーム体験を生み出しました。
新たなボンドゲームと歴史の転換点
『GoldenEye 007』の成功後、ジェームズ・ボンドのゲームシリーズは、EA(エレクトロニック・アーツ)へとライセンスが移りました。EAは『Tomorrow Never Dies』や『The World Is Not Enough』などのタイトルをリリースし、特に『James Bond 007: Everything or Nothing』では、ピアース・ブロスナンやジュディ・デンチといった映画のキャストを起用し、豪華な声優陣とグラフィックで好評を博しました。しかし、2004年の『GoldenEye: Rogue Agent』は、期待外れの内容となり、EAのボンドゲームシリーズは2005年の『From Russia With Love』で幕を閉じます。
その後、2006年にアクティビジョンがライセンスを取得し、『Quantum of Solace』や『Blood Stone』、そしてWii向けにリメイクされた『GoldenEye 007』などを発表しましたが、2012年の『007 Legends』を最後に、アクティビジョンのボンドゲームは終了しました。この作品は、映画シリーズ50周年を記念して歴代ボンド俳優の作品を網羅する壮大な計画でしたが、残念ながら期待に応えるものではありませんでした。
待望の新作『007 First Light』が登場
アクティビジョンによるボンドゲームの突然の終了から10年以上、新作が途絶えていましたが、IO Interactiveが開発する『007 First Light』が間もなくリリースされます。この作品は、オリジナルのボンド誕生秘話を描く現代的な作品として期待されており、『ヒットマン』シリーズで培われたIO Interactiveのゲームプレイをさらに進化させた、より爆発的な内容になるとのこと。アイルランドの俳優パトリック・ギブソンがボンド役を演じ、レニー・クラヴィッツが悪役として登場するなど、豪華な布陣が発表されています。長らく新作が待ち望まれていた中で、現代に合わせた新たなボンドの物語がどのように展開されるのか、注目が集まります。