『Star Wars Jedi: Fallen Order』や『Indiana Jones and the Great Circle』の作曲家Gordy Haab氏が語る、ゲーム音楽制作の魅力と挑戦、そして若年層への影響力とは
2026年05月17日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
アメリカ人作曲家であるGordy Haab氏が、数々の人気ゲームフランチャイズの楽曲を手がけてきた経験について語りました。特に『Star Wars Jedi: Fallen Order』、『Star Wars Jedi: Survivor』、『Star Wars Squadrons』、そして最新作の『Indiana Jones and the Great Circle』といった大作の楽曲を担当しており、彼の音楽は、従来のアイコン的なスコアの魅力を引き継ぎつつ、彼独自の「Haab流」スパイスが効いていると評価されています。
大作を手がける作曲家が語る音楽制作の舞台裏
Haab氏は、ゲーム音楽の作曲に対するアプローチについて、「映画であれ、テレビ番組であれ、ゲームであれ、まずは音楽そのもののために作曲する」と語っています。特に現代のゲームは、シネマティックなカットシーンが多く、まるで映画をスコアリングするかのようだと指摘。『Indiana Jones and the Great Circle』の場合、カットシーンだけを繋ぎ合わせると、2本の長編映画に匹敵するほどのボリュームになるとのこと。しかし、ゲームプレイ中の音楽はさらに複雑で、「壮大な音楽パズルを逆算するようなもの」だと述べています。プレイヤーの行動によって音楽が変化する「分岐システム」を構築する必要があり、勝っている状況と負けている状況で異なる音楽にスムーズに移行させるといった工夫が凝らされているようです。
ファンに愛されるフランチャイズの楽曲を創る難しさ
長年愛される『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』といったフランチャイズの楽曲を手がける上で、Haab氏は「オリジナルのスコアを模倣するのではなく、同じ”カラーパレット”を使って全く新しい絵を描くようにアプローチしている」と説明しています。つまり、既存の雰囲気を尊重しつつも、自分らしい創造性を発揮することを目指しているとのこと。また、ファンからの期待に応えるプレッシャーを感じることもあるものの、「自分自身がこれらのフランチャイズの大ファンだからこそ、自分が楽しんで書いたスコアであれば、多くのファンにも喜んでもらえるはず」という信念を持って制作に臨んでいるそうです。
若い世代に広がるゲーム音楽の影響
Haab氏は、ゲーム音楽が持つ社会的な意義についても言及しています。特に若い世代にとっては、ゲームがシンフォニックな音楽に触れるきっかけになっていると指摘。彼自身も、オーケストラが身近ではない環境で育ったため、映画音楽を通じてクラシック音楽に親しんだ経験があるとのこと。近年、ゲーム専用のコンサートが盛況を博していることからも、ゲーム音楽の人気の高まりが伺えます。彼は「ゲーム音楽の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい」と語り、その教育的役割も担っていると話していました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2024年5月12日 |
| プラットフォーム | Nintendo Switch 2、PC、PlayStation 5、Xbox Series S/X |