ZA/UMの新作RPG『Zero Parades: For Dead Spies』は消費主義と帝国の影をサイコロで描く、落ちぶれスパイの再起物語!
2026年05月18日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
ZA/UMが贈る新作RPG『Zero Parades: For Dead Spies』は、消費主義、帝国、ノスタルジーといったテーマを深く掘り下げた、テキスト主体のサイコロ駆動型RPGとして注目されています。本作は、かつて腕利きだったものの今は落ちぶれたベテランスパイ「カスケード」として、過去の過ちと向き合い、新たな任務に挑む物語が描かれます。プレイヤーは、裏路地を歩き回り、ゴミからタバコを拾い、時に奇妙なキャラクターたちと出会いながら、自身の運命と世界の真実を解き明かしていくことになります。
サイコロと条件付けシステムが織りなす奥深いゲームプレイ
本作の核となるのは、サイコロを使ったスキルチェックと「条件付けシステム」です。会話や行動の成否はサイコロの出目によって決まりますが、プレイヤーは「Personalism」や「Nerve」といったスキルにポイントを割り振ることで、成功率を高められます。さらに、特定のステータスが求められる場面では、追加のサイコロを振ることで成功のチャンスを増やせる「努力」も可能です。サイコロの目が悪い場合でも、缶コーヒーやビール、タバコなどを使って「疲労」「不安」「錯乱」といった内部ステータスを調整し、状況を打開する戦略性が求められます。これらのステータスが限界に達すると、関連するスキルが低下するペナルティが発生するため、常にバランスを考えながら進める必要があります。
ポストコロニアルの世界観と消費文化の描写
舞台となるのは、かつてファシスト帝国「ラ・ルース」の流刑地だった「ポルタフィーロ」の「クイサック」地域です。この地は今や、大量生産された輸入品やその模造品であふれかえっており、ラ・ルースによる経済的支配が色濃く残されています。ゲームは、このプラスチックと模造品にまみれた世界で、主人公カスケードが自身のアイデンティティや、文化的な価値観を再構築していく過程を鮮やかに描いています。作中では、高級ブランドの模造品や、帝国が生み出す大衆文化の波が、人々の欲望や社会構造にどのように影響を与えるかが、鋭い視点で提示されています。プレイヤーは、街中に散らばるオブジェクトや広告、登場人物たちの会話を通じて、この世界の複雑な政治的・文化的背景を深く体験できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PC |
| ジャンル | RPG |
| 開発 | ZA/UM |