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発売直前の大英断!『Borderlands』のアートスタイル変更が5,000万ドルの追加費用と1年の延期を招くも、Take-TwoのCEOは「もし変更していなければ大失敗していた」と語る秘話が明かされる

2026年05月18日 | #ゲーム | IGN

発売直前の大英断!『Borderlands』のアートスタイル変更が5,000万ドルの追加費用と1年の延期を招くも、Take-TwoのCEOは「もし変更していなければ大失敗していた」と語る秘話が明かされる

大人気シリーズ『Borderlands』の誕生秘話として、Take-TwoのCEOであるStrauss Zelnick氏が、初代『Borderlands』のアートスタイルを発売直前に変更した決断について言及しました。この変更には追加で5,000万ドルの開発費と1年間の開発期間延長がかかったものの、もし変更していなければゲームは大失敗に終わっていた可能性が高いとのことです。当時、経営再建中だったTake-Twoにとって、これは非常に大きなリスクを伴う「常識外れの決断」だったとZelnick氏は振り返っています。

発売直前の大決断

初代『Borderlands』は、元々リアルなアートスタイルで開発が進められ、2008年のリリースを予定していました。しかし、発売のわずか2ヶ月前という土壇場で、開発部門のトップがZelnick氏のもとを訪れ、「このままでは十分ではない」「アートスタイルが適切でなく、差別化できていない」と進言。大幅なアートスタイル変更、具体的にはセルシェードによるカートゥーン調への作り直しを提案したとされています。この提案には、すでに完成間近だったゲームをほぼゼロから作り直すことを意味しており、前述の通り5,000万ドルの追加費用と1年の延期が必要でした。

開発者の直感を信じた結果

Zelnick氏は、この常識では考えられないような提案に対し、深く掘り下げて検討した結果、開発チームの情熱と直感を信じることを決断したそうです。当時の状況を考えると、「ゲームは完成しているのだから、リリースして次に進むべきだ」「5,000万ドルもかけてアートスタイルをやり直すなんて正気ではない」と考えるのが普通だったとのこと。しかし、Zelnick氏はクリエイティブな人材を信頼し、「情熱を追求する君たちをサポートする」という信念のもと、ゴーサインを出しました。この決断が功を奏し、『Borderlands』は大ヒットシリーズとなり、累計販売本数は1億本を突破。特に『Borderlands 2』は3,000万本以上を売り上げ、2Kのトップセラータイトルとなっています。

開発現場の壮絶な裏側

このアートスタイル変更は、開発現場にも計り知れないストレスを与えたようです。『Borderlands 4』のクリエイティブディレクターであるGraeme Timmins氏(初代『Borderlands』ではリードレベルデザイナー)は、当時のことを「めちゃくちゃだった」と語っています。数年間かけて開発してきたゲームのレベルのほとんどを破棄し、わずか数ヶ月で新しいアートスタイルに合わせて作り直すという、非常に過酷な作業だったとのこと。しかし、最終的にはこの「めちゃくちゃな決断」が、シリーズの成功に繋がったとされています。一方で、当時のGearboxのボスであるRandy Pitchford氏は、この非現実的なアートスタイルが、一部のゲーマー層を取り込めず、シリーズの成功に上限を設けてしまった面もあると考えているようです。

項目 内容
追加開発費用 5,000万ドル
開発期間延長 1年間