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Steam販売の専門家が警告!地域価格とローカライズを怠るとプレイヤーから「嫌われ」、レビュー爆撃のリスクも?『Hollow Knight: Silksong』や『Slay the Spire 2』の事例から学ぶゲーム開発の重要ポイント

2026年05月21日 | #ゲーム #ニュース | GamesRadar+

Steam販売の専門家が警告!地域価格とローカライズを怠るとプレイヤーから「嫌われ」、レビュー爆撃のリスクも?『Hollow Knight: Silksong』や『Slay the Spire 2』の事例から学ぶゲーム開発の重要ポイント

Steamのゲーム販売に詳しい専門家が、開発者に向けて地域ごとの適切な価格設定とローカライズの重要性を警告しています。これを怠ると、プレイヤーから「嫌われる」だけでなく、ゲームのレビュー評価にも悪影響を及ぼす可能性があるとのことです。特に、中国市場でのローカライズの質は、売り上げだけでなく、レビュー爆撃のリスクにも直結すると指摘されています。

地域価格設定がゲームの命運を分ける

ビジネスインテリジェンス企業IndieBIの創設者兼CEOであるTom Kaczmarczyk氏は、Digital Dragons 2026での講演で、ゲームの価格設定について語りました。米ドルでの価格設定を初期の「良い習慣」としつつも、それが「全プレイヤーの半分未満にしか関連しない」可能性が高いと警告しています。実際、多くのゲームで米ドルでの購入がSteamの全世界収益のわずか20%から60%を占めるに過ぎないというデータも示されました。地域価格を無視すると、特定の地域では高すぎたり、別の地域では安すぎたりと、意図せずしてプレイヤーを遠ざけてしまうとのことです。ポーランドのゲーム価格を例に挙げ、「地域価格を無視すると、国全体があなたを嫌うだろう」とまで述べています。ポーランドで価格を適切に設定していない多くのパブリッシャーや開発者は、売り上げの伸び悩みを経験しており、修正すれば売り上げが向上するとのことです。

ローカライズの質が命取りに

Kaczmarczyk氏は、地域によってはゲームのローカライズが「極めて重要」であると強調しています。特にタイ、ベトナム、中国のような国々では、ローカライズなしには「実質的な売り上げは望めない」とされています。さらに重要なのは、ローカライズの質です。例えば、中国語のローカライズが悪い場合、プレイヤーはレビューで厳しく批判するとのこと。実際、ある「非常に人気のあるオンラインパーティゲーム」では、中国での購入ユニットの60%以上が、ネットワークとローカライズの問題で返金されたケースがあったそうです。プレイヤーの苦情が開発者に伝わりにくい言語の壁も問題で、「理解できない言語で、あなたのオーディエンスがあなたを嫌っているかもしれない」と警告しています。

『Hollow Knight: Silksong』の事例

昨年、『Hollow Knight: Silksong』のSteamレビュー評価は、初期の中国語ローカライズの不満から急落しました。これを受けてTeam Cherryは迅速に改善を約束し、ローンチから数ヶ月後に対応を実施したとのことです。

『Slay the Spire 2』の事例

最近では、『Slay the Spire 2』もアップデートで実装された変更点について、中国のプレイヤーから多数の否定的なレビューが寄せられています。これに対し、Mega Critの共同創設者であるCasey Yano氏は、「Steamレビューを通じてしか意見を表明できないと感じているのは残念」とコメントし、中国のプレイヤーとのコミュニケーションチャネル改善を検討しているとしています。Kaczmarczyk氏もこの事例に触れ、レビュー評価が「ゲームが死んだ、プレイ不可能だ」と言われるほど落ち込んだにもかかわらず、中国での売り上げはそれほど落ちなかったと指摘しています。

項目 内容
専門家 Tom Kaczmarczyk(IndieBI創設者兼CEO)
イベント Digital Dragons 2026
対象市場 中国、ポーランド、タイ、ベトナムなど