20年前の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』3.5版の拡張ルールブック「The Book of Nine Swords」が、武術系キャラクターの戦闘に革新をもたらし、D&Dの世界をアニメや格闘ゲームのようなダイナミックな舞台に変えた!
2026年05月22日 | #ゲーム #アプデ | Polygon
20年前、Wizards of the Coastは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)3.5版向けに「Tome of Battle: The Book of Nine Swords」という書籍をリリースしました。この本は、武術系キャラクターが魔法使いに匹敵するような、スタンスやマニューバーを駆使した新しい戦闘システムを導入し、D&Dの戦闘に革命をもたらしたとされています。当時、D&Dの戦闘では、武術系が地味な武器攻撃に終始する一方で、魔法使いは戦場を大きく変える強力な呪文を放つことができ、両者の間に大きな差がありました。このギャップを埋めるべく登場したのが「The Book of Nine Swords」だったのです。
アニメや格闘ゲームに影響を受けた「究極の道」
「The Book of Nine Swords」は、アニメや格闘ビデオゲーム、武術映画からインスピレーションを得た「究極の道(Sublime Way)」という秘密の戦闘術を導入しています。この道は、それぞれ異なる武術の流派の力と哲学を象徴する9本の伝説的な魔法の剣にちなんで名付けられました。例えば、レイピアの「Supernal Clarity」はダイアモンドマインドの精密さを、ククリの「Tiger Fang」はタイガークローの激しい攻撃を体現しています。これらの武器には、その起源やかつての使い手、そしてプレイヤーがその真の力を解き放つ方法が詳細に記述されており、D&Dの複雑な宇宙論に基づいた豊かな伝承が紡がれています。
多彩なマニューバーとスタンスが戦闘をダイナミックに変化
この本では、武術マニューバーを使用することに特化した「クルセイダー」「ウォーブレード」「ソードセージ」という3つの新クラスが導入されましたが、既存のキャラクターでも特技を取ることで九つの流派の入門者となることが可能でした。マニューバーには「Desert Wind」のように炎の力を操り、刃を燃やしたり火のエレメンタルを召喚したりするもの、「Devoted Spirit」のように攻撃しながら自身や仲間を回復したり敵の動きを遅らせたりするもの、「Shadow Hand」のように姿を消して大ダメージを与えるものなど、多種多様なものがあります。また、持続的な効果をもたらすスタンスも導入され、「Giant Killing Style」で大型の敵にボーナスを得たり、「Balance on the Sky」で空中を歩いたりするなど、戦闘をよりダイナミックで戦略的なものに変えました。これらのシステムは、特に高レベルでの武術系と魔法使いのパワーバランスの問題を解消し、D&Dの戦闘に新たな可能性をもたらしたのです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 2006年5月22日 |
| 対象エディション | D&D 3.5版 |