← 最新記事一覧

『マジック:ザ・ギャザリング』に新たなデジタル版が登場か? 人気のコマンダーフォーマットやトレーディング要素に対応する、よりソーシャルなゲーム体験が今後数年で実現する可能性を示唆

2026年05月22日 | #ゲーム #アプデ #発売 | Polygon

『マジック:ザ・ギャザリング』に新たなデジタル版が登場か? 人気のコマンダーフォーマットやトレーディング要素に対応する、よりソーシャルなゲーム体験が今後数年で実現する可能性を示唆

ハズブロのCEOであるクリス・コックス氏は、5月20日の決算説明会で、デジタル版『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』の新たな展開について言及しました。『MTGアリーナ』の課題として指摘されてきた、人気のコマンダーフォーマットに対応していない点や、1対1の対戦に特化している点について、同社は認識しており、現在、新たな「デジタル版」の開発を進めているとのことです。これは、今後の『MTG』のデジタル戦略に大きな変化をもたらす可能性を示唆しています。

『MTGアリーナ』の課題と新たなデジタル戦略

『MTGアリーナ』は2019年のリリース当初、マジック全体の収益の20〜25%を占めていましたが、現在では10%未満にまで減少しています。この主な理由は、『MTGアリーナ』が「スタンダード」という1対1の競技性の高いフォーマットに特化して設計されている点にあります。しかし、近年マジックの成長を牽引しているのは、「コマンダー」のような多人数戦フォーマットの人気や、「シークレットレイヤー」や「コレクターブースター」といった収集性の高い商品でした。コックス氏は、今後『MTGアリーナ』内外で新たなデジタル版に投資するにあたり、これらの成長要因を重視していくと述べています。具体的には、「ユニバースビヨンド」のさらなる展開、収集性、トレーディング要素、そして多人数でのソーシャルなプレイに注力していくとのことです。

好調な売上と「ユニバースビヨンド」の拡大

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの収益は、主に『マジック』によって前年比26%増を記録し、今年(2026年)の第1セット「ローウィン・エクリプスド」は、自社IPとしては過去最高の売上を達成しました。さらに、4月に発売された「ストリクスヘイヴンの秘密」は「ローウィン・エクリプスド」を大きく上回る好調ぶりを見せ、3月の「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」とのコラボレーションも販売予測を上回る結果となりました。これらの成功は、コラボレーション企画「ユニバースビヨンド」がマジック全体の売上を大きく牽引していることを示しています。また、先週発表されたマーベルとの提携により、今後『MTGアリーナ』でもマーベルセットが登場するなど、「ユニバースビヨンド」のデジタル展開もさらに強化されていく見込みです。

項目 内容
『MTGアリーナ』収益割合(2019年) 20〜25%
『MTGアリーナ』収益割合(現在) 10%未満
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト収益成長率 前年比26%増