ジェームズ・ボンド新作『007 First Light』、発売直前にDenuvo DRM導入発表で予約キャンセル続出!パブリッシャーIO Interactiveの対応に批判の声
2026年05月22日 | #ゲーム #発売 | Digital Trends Gaming
ジェームズ・ボンドのゲームシリーズ復帰作として注目を集めていた『007 First Light』が、発売直前になって論争の渦中にあります。リリース日の5月27日をわずか6日後に控えたタイミングで、Steamの商品ページにDenuvo DRM(デジタル著作権管理)が導入されるとの注意書きがひっそりと追加されたのです。これを受けて、多くの予約購入者がキャンセル手続きを進めているとのことです。
Denuvo DRM導入が引き起こす波紋
Denuvoは、ゲームの不正コピー対策として広く利用されている技術ですが、その一方でゲームのパフォーマンス低下や起動時間の増加、さらには常時オンライン接続の要求など、プレイヤーにとっては不利益となる要素も指摘されています。過去にも、発売直前でのDenuvo導入発表は度々問題となっており、特に『Crimson Desert』の際には、ほとんど告知なしでの導入が大きな反発を招きました。今回の『007 First Light』では、IO Interactiveがわずか6日前の告知という、さらに短い期間での発表となっており、ユーザーからの不満が噴出しています。
性能への懸念と長期的な影響
Denuvoがゲームのパフォーマンスに与える影響は一概には言えませんが、『Resident Evil Requiem』での分析では、わずかながらフレームレートの低下が確認されたとされています。また、Denuvoが導入されているゲームでは、ロード時間が長くなる傾向も報告されており、シングルプレイヤーゲームであってもオンライン接続が必須となる点も、多くのプレイヤーにとって不便に感じられるでしょう。『007 First Light』は、以前にも1080p/60fpsでのプレイに32GBのRAMを推奨するという、やや高めのシステム要件が話題になりました。その後16GBに引き下げられましたが、Denuvoによるさらなる性能負荷への懸念は、当然の反応と言えます。
ゲームの長期的なアクセス性への不安
Denuvoの導入は、ゲームの長期的なアクセス性にも疑問を投げかけています。サーバー認証が必須となることで、将来的にサーバーが停止した場合、ゲームがプレイできなくなる可能性も指摘されており、フルプライスのゲームを購入するユーザーにとっては、看過できない問題です。
Valveへの要望と今後の動向
現在、RedditやSteamのフォーラムでは、Denuvoの導入について、パブリッシャーに対し予約受付前に開示を義務付けるようValveに求める声が上がっています。これは、ゲームにおける生成AI資産の未開示問題と同様に、透明性の確保を求める動きとして注目されます。IO Interactiveが発売までにこれらの懸念に対し、何らかの対応をするのか、あるいはしないのかは現時点では不明です。しかし、過去の事例を鑑みるに、このような対応は、どれほど熱心なファンであっても離反を招くことは避けられないでしょう。