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『Baldur’s Gate: Descent into Avernus』開発秘話:『バルダーズ・ゲート3』との連携が地獄の冒険に与えた知られざる影響とは?

2026年05月25日 | #ゲーム | Polygon

『Baldur’s Gate: Descent into Avernus』開発秘話:『バルダーズ・ゲート3』との連携が地獄の冒険に与えた知られざる影響とは?

大人気テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』の冒険キャンペーン『Baldur’s Gate: Descent into Avernus(バルダーズ・ゲート:アヴェルヌスへの降下)』は、プレイヤーを地獄の最下層アヴェルヌスへと誘う壮大な物語です。このモジュールは多くのプレイヤーに愛されていますが、その開発の裏には、あの人気RPG『バルダーズ・ゲート3』との連携を巡る知られざる苦労があったことが、開発者たちによって明かされました。

『バルダーズ・ゲート3』との連携が開発を困難に

『Descent into Avernus』は、D&Dの壮大な世界観において「地獄」を深く掘り下げた初の試みとして企画されました。当初の構想では、地獄そのものを舞台に、堕天使ザリエルの物語を核とした冒険が展開される予定だったとのこと。しかし、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが『バルダーズ・ゲート3』との同時リリースを望んだことで、開発は大きく方向転換を迫られます。元D&Dヘッドクリエイティブのクリス・パーキンス氏は、「TTRPG製品とビデオゲームを結びつけようとするたびに、災難を招く」と当時から懸念を抱いていたようです。実際、『バルダーズ・ゲート3』のリリースが大幅に遅れたため、『Descent into Avernus』だけが先行して発売される形となりました。

物語の変更とザリエルの剣

『Descent into Avernus』は当初、都市エルトゥレルが地獄に引きずり込まれるところから物語が始まる予定でした。しかし、『バルダーズ・ゲート3』との連携のために、プレイヤーはまずバルダーズ・ゲート市から冒険を開始し、エルトゥレルの失踪を調査するという導入部分が追加されました。この変更により、地獄の描写に割かれるべきスペースが削られてしまったと、リードデザイナーのアダム・リー氏は語っています。それでも開発チームは、ザリエルの剣という強力なマクガフィンを物語の中心に据え、プレイヤーがザリエルを救済するか、あるいは別の道を選ぶかといった、道徳的な選択を迫る濃密なストーリーを作り上げました。この剣の取得には、プレイヤーが「超越的な瞬間」を経験するための道徳的な試練が用意されていたとのことですが、残念ながら一部はカットされてしまったようです。

項目 内容
登場する地獄 アヴェルヌス
主なテーマ 堕落からの救済、道徳的選択、地獄の描写
主要NPC ザリエル(アヴェルヌスの支配者)、バール、ベイン、マークール(デッド・スリー)