『DELTARUNE』開発者Toby Fox氏が語る「非効率的だが価値ある」開発哲学と長期化の背景、そしてチーム拡大への挑戦!
2026年05月26日 | #ゲーム #発売 #アプデ | Game Informer
Toby Fox氏が手掛ける人気RPG『DELTARUNE(デルタルーン)』の開発状況について、Game Informer誌のインタビューから詳細が明らかになりました。Fox氏自身が「非効率的で骨の折れる」と表現する開発手法は、プレイヤーに常に新しい驚きを提供するためのこだわりから生まれているとのことです。各バトルやエリアに独自のギミックを盛り込むため、数値調整だけでは済まされない手間がかかっているものの、この努力がゲームの面白さに直結しているとしています。
予想を超えるゲーム体験へのこだわり
Fox氏によると、『DELTARUNE』の開発では、既存のRPGのように敵のHPや弱点をデータベース上で調整するだけでは終わらないと語っています。なぜなら、すべての敵が新しい弾幕パターンやアクション、そしてエリアごとに新しいパズルを持っているからです。この「常に新しい仕掛け」を追求する姿勢が、開発を非効率にしている主要因だとしています。しかし、この手間をかけることで、プレイヤーはマップ、バトル、ボス戦のすべてで新鮮な驚きを体験できるとのこと。例えば、あるバトルではリズムゲームが導入されたり、別のバトルではルーレット機能がダメージシステムとして組み込まれるなど、単調になりがちな戦闘に多様な変化をもたらしています。
開発の長期化とチーム体制の強化
『DELTARUNE』は2018年秋にチャプター1、2021年秋にチャプター2がリリースされて以降、チャプター3、4、5のリリースが複数回延期されてきました。チャプター3と4は2025年6月にようやくリリースされる予定ですが、全7チャプターのうち約半分が公開されるまでに6年以上かかっています。この長期開発の背景には、ゲームのローカライズ、他機種への移植、デバッグ、新しいゲームエンジン機能の実装など、多岐にわたる課題があったとFox氏は説明しています。開発の遅延が続く中で、Fox氏は2024年春に開発チームの増強を発表しており、「ファンが年老いてしわくちゃになる前に完成させよう」というプロデューサーの言葉を引用し、開発の加速への意欲を示しています。チームの拡大は、Fox氏自身の腕の問題など身体的な制約を補うためでもあり、多くの人と協力してアイデアを練る楽しさも感じているとのことです。
チーム拡大による新たな課題
チームの拡大は開発の可能性を広げる一方で、新たな課題も生み出しています。Fox氏は『UNDERTALE』の開発経験から多くのことを学んだものの、チームでの作業には慣れていなかったと語っています。ディレクターとして「楽しいかどうか」「物語の意図と合致するか」を最重要視しているFox氏にとって、プログラミングの詳細に深く関与できない状況では、開発メンバーそれぞれの解釈や実行がゲームに反映されることになります。Fox氏はこれを「私がキッチンを担当し、他の人がスープを担当する」という例えで説明しており、意図と異なる味のスープ(ゲーム要素)ができた場合、作り直しの判断が難しいこともあると本音を漏らしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PC、Mac、PS4、Switch、PS5、Switch 2 |
| チャプター1リリース日 | 2018年10月31日(PC、Mac) |
| チャプター2リリース日 | 2021年秋(PC、Mac) |
| チャプター3・4リリース予定日 | 2025年6月 |