『Assassin's Creed Hexe』のディレクターがAIによるプログラミング学習の「残酷さ」を語る「ChatGPTは使い物にならなかった。すべてが壊れていた」
2026年05月26日 | #ゲーム | GamesRadar+
Ubisoftの有名ディレクターであるクリント・ホッキング氏が、過去にAIを使ってプログラミングを学ぼうとした経験について語りました。この経験は、現在ゲーム開発で注目されているAIツールの実用性について、興味深い洞察を与えてくれるものとなっています。ホッキング氏は、AIがゲーム制作に導入されるのは避けられないとしながらも、その現状は「ひどいものだった」と率直に明かしています。
AIによるプログラミング学習の困難さ
ホッキング氏によると、AIツールであるChatGPTを使ってプログラミングを学ぼうとした際、「非常に過酷な経験だった」とのことです。ChatGPTはまともにコードを書くことができず、生成されたコードは「すべてが壊れていた」と語っています。ホッキング氏は、プログラミングの知識がないにもかかわらず、ChatGPTが生成したコードのデバッグに半年間もの時間を費やしたと述べています。その結果、JavaScriptのコーディングスキルを習得したものの、それはChatGPT「にもかかわらず」学べたものであり、AIを「手に負えない家庭教師のようなもの」と表現しています。
UbisoftにおけるAI活用の現状と展望
ホッキング氏は、自身がUbisoftで手掛けていた『Assassin's Creed Hexe』やプラットフォーム『Assassin's Creed Infinity』の将来についても触れ、UbisoftがAI技術の導入を進めている現状についても語っています。同氏の知る限り、AIによって職を失った社員はいないとのこと。かつてUbisoftは、ホッキング氏が最後に手掛けた主要タイトルである『ウォッチドッグス レギオン』において、AI生成技術の活用を検討していた時期もあったと明かしています。これは、ゲーム開発におけるAIの可能性を探る一方で、現実的な課題にも直面していることを示唆していると言えるでしょう。