← 最新記事一覧

『ダイイングライト』元ディレクターが語る、発売後長期サポートの重要性――コミュニティの信頼を築き売上を伸ばす秘訣とは?

2026年05月31日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+

『ダイイングライト』元ディレクターが語る、発売後長期サポートの重要性――コミュニティの信頼を築き売上を伸ばす秘訣とは?

元『ダイイングライト』シリーズのディレクターを務めたTymon Smektala氏が、長期的なゲームサポートがいかにコミュニティの信頼を築き、売上にも貢献するかを明かしました。同氏によると、7年間の空白期間があったにもかかわらず、『ダイイングライト』が関連性を保ち続けた大きな理由の一つは、継続的なアップデートと発売後のサポートにあったとされています。

長期サポートがコミュニティと売上を両立させる秘訣

Smektala氏は、Digital Dragonsのパネルディスカッションで、Techlandが当初、発売後のサポート計画をかなり限定的に考えていたと説明しました。最初の計画では、ゲームのリリース後、バグ対応と2つのDLCリリースに注力する予定だったとのことです。しかし、プレイヤーの熱意とサポートに応える形で、チームは次々とコンテンツを追加し、最終的には10年にもわたる長期サポートを実現しました。この過程で、当時はユニークだった「AAAタイトルにおける長期的発売後サポート」というビジネスモデルが確立されました。

無料DLC「10 in 12」が築いた土台

Techlandは、ある暦年内に10本の無料DLCをリリースする「10 in 12」という社内イニシアチブを実施しました。これにより、サポートは10年間続き、昨年にはグラフィックアップデート「Retouched」が配信されるなど、ゲームは常に新鮮さを保ちました。Smektala氏は、無料アップデートがすべてのチームに有効なわけではないとしながらも、Techlandにとっては「ゲームがハードドライブに残る」「コミュニティの信頼を築く」「ゲームが長く売れる」「価格を高く維持できる」といったメリットがあり、続編への期待を高める効果もあったと述べています。結果として「賢く制作を計画すれば、ゲームは必ず報いてくれる」というのが同氏の結論です。