『ドラゴンエイジ』元プロデューサーが提言、ゲーム業界は映画業界の収益モデルから学ぶべき?プロダクトプレイスメントや多様な収益源の可能性を語る
2026年05月31日 | #ゲーム | GamesRadar+
『ドラゴンエイジ』シリーズの元プロデューサーであるマーク・ダラー氏が、ゲーム業界が映画業界から収益化戦略を学ぶべきだと提言しています。同氏は、映画が劇場公開後のDVD販売やストリーミングサービスなどで長期的に収益を上げる一方、ゲームは一度販売された後のマイクロトランザクションや拡張コンテンツに依存しすぎている現状を指摘しました。この議論は、ゲーム業界が抱える収益モデルの課題に対し、新たな視点を提供しています。
映画業界から学ぶ新たな収益源
ダラー氏は、映画とゲームの収益モデルの違いを明確にしています。映画は劇場公開でチケット収入を得た後も、DVD販売、デジタルレンタル、ストリーミングサービスなど多角的な方法で収益を伸ばしています。さらに、プロダクトプレイスメント(商品配置広告)も、映画の収益化に大きく貢献していると述べています。一方、無料プレイタイトルを除けば、ゲームは一度の販売が主な収益源となり、その後はマイクロトランザクションや拡張コンテンツが中心です。特に、プロダクトプレイスメントに関しては、ゲーム業界では映画やテレビと比較してまだ活用が進んでいないため、ここに大きな可能性を秘めているとしています。
サブスクリプションモデルとプロダクトプレイスメントの可能性
ダラー氏によると、ゲームのサブスクリプションサービスは、エンゲージメントに基づいて開発者に報酬を支払うのが一般的ですが、Xbox Game Passのように、一定期間のゲーム提供に対して固定料金を支払うケースもあり、これは映画業界の収益モデルと類似しているとのこと。また、プロダクトプレイスメントは、一部の映画がこれだけでほぼ損益分岐点に達するほど強力な収益源になり得るため、ゲーム開発においてもより大きな役割を果たす可能性があると指摘しています。マイクロトランザクションへの過度な依存が特定のジャンルを優遇し、他のジャンルの発展を妨げている現状を改善するため、業界全体で新たな収益モデルを検討する必要があるとしています。
ライブサービス以外の選択肢を模索
「すべてがライブサービスである必要はない」とダラー氏は強調しており、過去1年半でライブサービスモデルが必ずしも成功するとは限らないことが証明されたと述べています。もし収益化がライブサービスに偏りすぎると、AAAタイトルがすべてライブサービスになるリスクがあり、多様なゲーム体験が失われる可能性があると警鐘を鳴らしています。業界は、マイクロトランザクションやライブサービスに代わる、より健全で多様な収益化の道筋を模索すべきだというのが同氏の主張です。