元『ドラゴンエイジ』プロデューサーがライブサービス型ゲームの新たな収益モデルを提唱! プロダクトプレイスメントでプレイヤー体験を向上する可能性を指摘
2026年06月01日 | #ゲーム | Eurogamer
先日、元『ドラゴンエイジ』および『Anthem』のエグゼクティブプロデューサーであるマーク・ダラー氏が、自身のYouTubeチャンネル「Mark Darrah on Games」にて、昨今問題視されているライブサービス型ゲームの収益化モデルについて新たな提案を行いました。同氏は、映画業界で一般的に見られるプロダクトプレイスメント(商品配置)が、ゲーム業界にとっても有効な資金調達手段になり得ると主張しています。ライブサービス型ゲームの多くが短期間でサービス終了したり、プレイヤーにとって好ましくない収益化手法に走ったりする現状に対し、プロダクトプレイスメントがより持続可能でプレイヤー体験を損なわない解決策となる可能性を示唆しています。
映画のビジネスモデルからヒントを得る
ダラー氏は、映画『スマーフ』の実写版がプロダクトプレイスメントのみで制作費を全額賄った例を挙げ、ゲーム業界でも同様のモデルを検討すべきだと述べています。現在のゲーム業界では、制作予算の拡大に伴い、初期販売だけでなく、ゲーム内課金などのマネタイズが主流となっています。特に基本プレイ無料のゲームでは、収益を上げるプレイヤーに焦点が当たりがちで、すべてのプレイヤーへの配慮が薄れる傾向にあるとのこと。また、Xbox Game Passのようなサブスクリプションサービスにも、「セッション日数」といった課金形態に最適化するため、プレイヤーフレンドリーではないデザインを奨励する可能性があるというデメリットを指摘しています。
プレイヤー体験を優先する新たな収益モデル
ダラー氏は、ライブサービスゲームのマイクロトランザクションモデルが「マネタイズをプレイヤー体験より優先するように設計されている」と批判し、プロダクトプレイスメントのようなモデルが、収益を上げつつプレイヤー体験を維持する上でより持続可能であると考えています。また、現在のライブサービスモデルが特定のジャンルを過度に重視し、他のジャンルの発展を妨げているとも指摘しており、多様なゲームジャンルが繁栄するためにも、新たな収益モデルの導入が不可欠であるとしています。氏のこの提案は、サービス終了が相次ぐオンラインマルチプレイヤーゲームの保存や、より透明性の高いサービス終了計画を求める「Stop Killing Games」ムーブメントとも通じるものがあり、業界全体で議論されるべき重要なテーマと言えるでしょう。