Xbox新CEOアシャ・シャルマ氏、ファーストパーティ製ゲームの独占配信に関する方針でいまだ明言を避ける態度を継続中、プラットフォームとパブリッシャーとしての目標の狭間で揺れるXboxの未来に注目が集まる
2026年06月05日 | #ゲーム #ニュース | Eurogamer
Xboxの新たなCEOに就任したアシャ・シャルマ氏が、就任から100日以上が経過した現在も、Xboxのファーストパーティ製ゲームの独占配信に関する明確な方針を打ち出せずにいることが明らかになりました。同氏はBloomberg Tech Liveのインタビューで、この難しい問題について改めて問われましたが、その回答はこれまでのXboxのスタンスと大きく変わらず、具体的な方向性を示すには至っていません。Microsoftが世界有数のサードパーティパブリッシャーでもあるため、プラットフォームとしての独占コンテンツと、パブリッシャーとして幅広いプレイヤーにリーチするという二つの目標の間で揺れ動いている様子が伺えます。
独占コンテンツと多機種展開の狭間で揺れるXboxの方針
シャルマCEOは、プラットフォームにとって独占コンテンツが必要であるという認識を示しつつも、成功するパブリッシャーは可能な限り多くのプレイヤーにゲームを届けるべきだと繰り返し述べています。彼女は、「世界で2番目のパブリッシャーである以上、素晴らしいパブリッシャーになるためには、ゲームが多くのプレイヤーに届く必要があります」と語る一方で、「同時に、私たちはますますプラットフォームになりつつあり、プラットフォームであるためには独占コンテンツが必要です」と付け加えており、この二つの目標のバランスに頭を悩ませていることが分かります。現時点では、個々のタイトルごとに慎重に検討し、業界内の類似ケースから学ぶというスタンスを維持しているとのことです。
Xboxのブランド再構築と事業目標
シャルマCEOは、Microsoftのゲーム部門の責任者となって以来、「Xboxへの回帰」とブランド再構築への意欲を示しています。これは、Xboxハードウェアへの再コミットメントにも繋がっていますが、独占配信に関するXboxのスタンスを変更する可能性を示唆するジェスチャーにも及んでいました。しかし、ライバルプラットフォームのロゴがXboxのライブストリームに表示されることへの議論や、Microsoft GamingのXboxへの名称変更(XBOXと表記することもある)といった表面的な変化に留まり、独占配信に関する具体的な決定はまだ下されていません。すでにPS5向けに発表されているゲームがキャンセルされることはなく、未発表のファーストパーティタイトルがXboxとPCのみに限定されるという兆候もほとんどないようです。
Game Pass価格改定の裏側
シャルマCEOが下した決定の中で、具体的な影響があった唯一のものは、Xbox Game Passの価格改定です。しかし、これは人気タイトル『Call of Duty』をサービスから外すことと引き換えに行われたものとのこと。Bloomberg Tech Liveのインタビューでは、MicrosoftがXboxに求める目標についても言及されました。シャルマCEOは、Xbox部門に対して、Microsoftのソフトウェア部門が通常目標とする30%の収益性を求めていないと明言しています。「私の使命は30%の責任マージンではありません。それはエンタープライズソフトウェアのマージンではありません。最高のゲーミングおよびエンターテイメント企業になることであり、それこそが私たちが成し遂げようとしていることです」と語っており、Xboxの成長戦略が収益性だけでなく、市場における存在感やエンターテイメント企業としての地位確立に重点を置いていることが示唆されています。