『ウィッチャー3 ワイルドハント』の「牛狩り」に現れるチョルト、その裏には開発チームの遊び心が! エクスプロイト修正ではなく「楽しさをエスカレート」させた経緯が明らかに
2026年06月05日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の開発者が、ゲーム内の有名な牛狩りに関する隠し要素について語りました。通常、プレイヤーが牛を倒しまくると、強力な魔物「チョルト」が出現してくるのですが、この設定は単なるバグ修正ではなく、開発側の遊び心から生まれたものだったと明かされています。
牛狩りへのユーモラスな対応
この「チョルト」の出現は、プレイヤーが序盤のエリアで牛の皮を大量に稼ぐ「牛狩り」のエクスプロイト(裏技)への対策として導入されました。クエストデザイナーのパヴェウ・サスコ氏によると、開発チームは数分でエクスプロイトを修正できたそうですが、「デザイナーの仕事は楽しさを作り出すことであって、それを削除することではない」という考えから、あえて修正せずにチョルトを登場させるというユニークな解決策を選んだとのことです。チョルトの皮は牛の皮の2倍の価格で売れるように設定されており、プレイヤーはリスクを冒してより高価なアイテムを得るか、安全に牛を狩るかという選択を迫られることになります。
チョルトがもたらした新たな楽しみと展開
このチョルトの登場は、単なるエクスプロイト対策に留まらず、ゲームに新たなユーモアと深みをもたらしました。コミュニティの間では長年、この牛とチョルトの関係がジョークとして親しまれており、開発チームもそれを積極的に取り入れています。例えば、カードゲーム『グウェント』では「牛が戦場を去るとチョルトが現れる」というカードが登場しました。さらに、DLC『無情なる心』では、3万5000オレン(ゲーム内通貨)を稼いだプレイヤーの元に税務官ウォルテモア・ミッティが現れ、ホワイト・オーチャードでの生皮取引に関与したかを直接尋ねるという、この牛狩りの逸話を元にしたイベントも追加されています。サスコ氏は、自身のゲーム開発哲学として「楽しさを修正するのではなく、それをエスカレートさせ、プレイヤーとの楽しい対話を生み出し、驚きと喜びを与える方法を見つける」と語っています。