AIクローンゲームがまさかのプロモーションに貢献!?インディーゲーム『Scale the Depths』開発元が語る驚きの裏話と教訓
2026年06月06日 | #ゲーム #ニュース | GamesRadar+
ゲームジャムで優勝し、リリース前から注目を集めていたインディーゲーム『Scale the Depths』の開発元であるGlass Gecko Gamesが、その開発経緯と、リリース前に大量発生したAIによるクローンゲームとの攻防について語りました。開発者たちは、クローンゲームによって一時は開発が困難になるほどの状況に追い込まれたものの、最終的にはそのクローンゲームが皮肉にも本物のプロモーションに貢献したと分析しています。
AIクローンゲームの驚くべき影響
『Scale the Depths』は、2024年のGMTKゲームジャムで優勝し、その中毒性の高いゲームプレイが評価されました。その後、ブラウザ版がリリースされ、週間2,000〜3,000ビューを獲得。年末までにSteamのウィッシュリストは7,000件を突破するなど、順調に注目を集めていました。しかし、この人気に目をつけたAIクローンゲームが大量発生。オリジナルのブラウザ版を丸ごとコピーし、AIフィルターをかけることで、あたかも別のゲームのように装ったものが横行したのです。開発チームは、これらのクローンを全て取り締まるのは開発時間を奪う行為だと判断し、ある程度の放置を余儀なくされました。
逆転の発想と教訓
クローンゲームは、オリジナルのゲームプレイを無断で使用した広告まで展開していました。しかし、開発チームのSerpexnessie氏は、これらのクローンゲームが劣悪な評価を受けていた点に着目。広告と課金要素が過剰だったため、ユーザーはすぐに本物との違いに気づき、結果として本物の『Scale the Depths』を探し求めるようになったのではないかと推測しています。実際に、2025年にリリースされたSteamデモ版はさらに多くのクローンを誘発しましたが、その一方でリリース直前には17万5,000件ものウィッシュリストを獲得しました。Serpexnessie氏いわく、「盗作されたコピーゲームが、結果的に私たちのゲームの広告になった」とのこと。この経験から、開発チームは「AIは最悪だ」という結論に至っていますが、同時に意図せず得られた宣伝効果には驚きを隠せない様子です。