『Crazy Taxi: World Tour』開発における生成AIの使用についてシリーズクリエイターが詳細を説明、あくまで人間のクリエイターの「参照」として活用
2026年06月09日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
セガの新作『Crazy Taxi: World Tour』を巡って、ゲーム開発における生成AIの使用について議論が巻き起こっています。Xbox Games Showcaseでの発表は大きな注目を集めましたが、その直後にSteamページで生成AIの使用が明かされ、ファンからの懸念の声が上がっていました。これに対し、シリーズクリエイターのKenji Kanno氏がSummer Game Festのイベントで詳細を説明し、その使用目的を明確にしました。
生成AIの使用はあくまで「参照」のため
Kanno氏は、生成AIはゲームの「背景アセットの開発」において、あくまで「参照」として利用されたことを強調しています。具体的には、アーティストがアイデア出しのために生成AIで画像を生成し、それを参考にしながら実際のグラフィックを描き起こしているとのこと。プログラミングからアセットまで、ゲーム内のあらゆる要素は人間のクリエイターによって制作されており、AIが直接ゲーム内のコンテンツを作り出すことは一切ないとしています。つまり、AIはあくまでクリエイティブな作業の補助ツールとして活用されているわけです。
生成AI利用に対する今後の見解
Kanno氏は、生成AIの利用に対する潜在的な批判をチームが認識しているかという質問に対し、現時点での使用範囲は前述の「アイデア出しと参照」のみであると再度説明しています。今後、生成AIがさらにホットな話題になる可能性は高いとしつつも、現段階では『Crazy Taxi: World Tour』でのAI活用は限定的であると述べています。ゲーム業界全体で生成AIの利用を巡る議論は続いており、例えば『Tomb Raider: Legacy of Atlantis』の開発元であるCrystal Dynamicsは、開発者の創造性と柔軟性を高めるためにAIを利用しているとコメントしています。