Steam、実店舗での物理版ギフトカード販売を終了へ! 詐欺被害対策の一環としてデジタル版は継続販売、ユーザーは引き続き利用可能に
2026年06月11日 | #ゲーム | Digital Trends Gaming
Steamは、2012年から展開してきた実店舗での物理的なギフトカードの販売を終了すると発表しました。現在の在庫がなくなり次第、小売店への新規供給は行われないとのことです。この決定は、長年にわたる詐欺対策にもかかわらず、悪質な詐欺行為が横行している現状を受けてのものとされています。ただし、デジタル版のSteamギフトカードについては引き続きSteamを通じて購入可能であり、すでに購入済みの物理カードもこれまで通り利用できるとのことです。
物理ギフトカード廃止の背景
Steamが物理ギフトカードの販売中止に踏み切ったのは、詐欺行為を防止するための長年の努力が実を結ばなかったためとされています。同社は小売店や法執行機関と協力し、詐欺に関する警告の表示を強化したり、通貨によるカードの制限、利用制限を設けたりと様々な対策を講じてきました。しかし、残念ながら詐欺師たちはこれらの対策をすり抜け、新たな手口を開発し続けたとのことです。ギフトカードは、現金に近い感覚で利用でき、一度利用されると取り消しが非常に困難であるため、詐欺師にとって都合の良いツールとして悪用されてきました。
詐欺の手口と被害について
ギフトカード詐欺は、主に高齢者やデジタル決済に不慣れな人々、精神的に追い詰められた人々をターゲットにしています。詐欺師は政府機関の職員、テクニカルサポート、債権回収業者、電力会社、あるいは親族などを装い、電話やメール、SNSを通じて被害者に接触します。彼らは緊急性を強調し、すぐにギフトカードを購入してコードを伝えるよう指示します。被害者がカード裏面の番号とPINを伝えてしまうと、遠隔で残高が吸い取られ、失われたお金を取り戻すのは非常に困難となるそうです。銀行口座を介さないため、被害者や当局が資金の流れを追跡することも難しいとされています。
Steamは現在、物理ギフトカードの販売を中止する唯一の大手企業ですが、ギフトカード詐欺が今後も増加するようであれば、他の企業も同様の措置を検討する可能性も示唆されています。