Xboxが新CEO主導で大規模な事業再編「Xbox Reset」を計画、人員削減やマーケティング予算の見直しを実施へ。『Gears of War: E-Day』などのコンソール独占戦略も強化し収益改善を目指す
2026年06月11日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
Xboxが今後、大規模な人員削減を計画していると報じられています。これは、新CEOのアシャ・シャルマ氏が推進するXboxブランドの事業再編「Xbox Reset」の一環で、7月には最初の人員削減が実施される見込みとのことです。マーケティング予算など、事業のさまざまな分野でも大幅な削減が検討されており、シャルマ氏自身もXboxの財政状況が「健全ではない」と公言していました。
Xboxの現状と再編計画
Xboxは、新CEOアシャ・シャルマ氏と最高コンテンツ責任者のマット・ブーティ氏が社員向けに送付し、後にXbox Wireで公開された書簡「Next 100 Days: Xbox Reset」の中で、同社の現状を明らかにしています。それによると、今会計年度の「アカウンタビリティマージン」(マイクロソフトにおける利益率を示す用語)は3%にとどまり、年間収益は約5億ドル減少したとのことです。マイクロソフト全体では30%の利益率を目指しており、Xboxの苦境が浮き彫りになっています。
AIブームがもたらすハードウェアコストの高騰
書簡では、生成AI業界の台頭によるコンポーネント危機も指摘されています。シャルマ氏が今年2月にCEOに就任した際、ハードウェアコストは昨秋の2倍になっており、2027年秋にはさらに「大幅な」増加が見込まれ、わずか2年前と比較して5倍以上の価格になると予想されています。こうしたコスト増も、今回の事業再編の大きな要因の一つとされています。また、最近の価格改定によりGame Passの加入者数が数百万人減少したことも明らかになっています。
コンソール独占戦略の強化
シャルマ氏は、Xboxの状況を改善するため、広範な改革を行う姿勢を示しています。その一環として、コンソール独占タイトルの強化が進められており、『Gears of War: E-Day』や『Clockwork Revolution』はPlayStation 5でのリリースを見送る予定です。「Xbox Reset」の投稿では、プラットフォームインフラストラクチャとコンテンツパイプラインを再構築し、「愛される」フランチャイズに注力していく意向も示されています。シャルマ氏とブーティ氏は、これらの変更が一部のスタッフにとって「驚き」や「不満」をもたらす可能性があるとしながらも、改革を進めるとしています。