ユービーアイソフトがウィニペグとベオグラードのスタジオを閉鎖、バルセロナスタジオは『レインボーシックス』専門へ再編。約380人が影響を受けるとの報道
2026年06月11日 | #ゲーム | Eurogamer
ユービーアイソフトが、ウィニペグとベオグラードの2つの小規模スタジオを閉鎖し、バルセロナスタジオの再編を実施したことが報じられました。これらの決定により、同社全体で約380人の従業員が影響を受け、職を失う見込みとのことです。今回の動きは、ユービーアイソフトが大規模なコスト削減と事業再編を進める一環として行われたとされており、従業員の一部は水曜日の会議でこの決定を知らされたと伝えられています。
スタジオ閉鎖と事業再編の詳細
閉鎖されたウィニペグスタジオは、主にユービーアイソフトが所有するAnvilエンジンやSnowdropエンジンの開発とサポートを担当していました。一方、ベオグラードスタジオは、『ゴーストリコン ワイルドランズ』、『ザ クルー2』、『スカル アンド ボーンズ』など、複数のプロジェクトに共同開発者として貢献していたとのこと。また、バルセロナスタジオは今後、『レインボーシックス』関連プロジェクトの開発とサポートに特化する方針で、これまでの幅広い開発業務からシフトすることになります。これらの変更は、同社のグローバルパブリッシングチームにも影響を及ぼしていると報じられています。
相次ぐ人員削減と企業戦略
今回の人員削減は、今年に入ってユービーアイソフトが行う3度目の大規模なリストラとなります。3月には『ゴーストリコン』シリーズを主に手掛けていたレッドストーム・エンターテインメントで100人以上の人員削減が行われ、同スタジオは現在、Snowdropエンジンやその他の技術的な業務でユービーアイソフト全体のサポートに注力しており、自社でのゲーム開発は行っていません。さらに今年初めには、ハリファックスとストックホルムのスタジオが閉鎖され、アブダビ、レッドリンクス、マッシブエンターテインメントなどでも人員削減が実施されるなど、全社的な再編が進められています。昨年10月にはテンセントからの巨額投資を受け、主要フランチャイズである『アサシン クリード』、『ファークライ』、『レインボーシックス』に注力する新子会社「Vantage Studios」を設立しています。これは、コスト削減と収益性の高いタイトルへの集中という、ユービーアイソフト全体の戦略の一環と見られています。