『BioShock 2』開発チームが『Destiny』に先行してオープンワールド協力プレイシューターを企画していたことが判明!幻の企画「Project Richmond」の詳細が明らかに
2026年06月11日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
2000年代を代表するFPSの金字塔『BioShock』シリーズ。そのうち『BioShock 2』の開発チームである2K Marinが、かつてバンジーの『Destiny』に先駆けて、オープンワールド型の協力プレイシューターを開発しようとしていたことが明らかになりました。元開発者デヴィッド・リンゼイ・ピットマン氏がBlueSkyで「Project Richmond」というコードネームで呼ばれていた幻の企画について言及しています。
『BioShock』のDNAを受け継ぐオープンワールド協力プレイ
「Project Richmond」は、『BioShock』シリーズならではの要素、具体的には左手に特殊能力、右手に銃を持つ戦闘スタイルを継承しつつ、オープンワールドのツンドラ環境を舞台にした協力プレイゲームとして構想されていたとのこと。色彩豊かな幾何学的な建物が立ち並ぶ世界で、60年代後半から70年代初頭の郊外を思わせるタイムループに囚われた被験者たちの社会実験が描かれるという、かなり独特な設定が魅力的に映ります。プレイヤーは70年代初頭の郊外で生活していると、空が裂けて未来的なレンジャーが救助に現れるという、SF的な展開も盛り込まれる予定だったそうです。
幻となった開発企画と2K Marinの終焉
この「Project Richmond」は、開発初期段階で「The Experiment」という名称で呼ばれ、プロトタイプまで制作された4つの企画のうちの1つでした。ピットマン氏は、このゲームを「自分のエベレスト」と称し、開発が承認されることを期待して2K Marinに長く留まっていたと語っています。しかし、残念ながらこの企画が日の目を見ることはなく、2K Marinは2013年頃に閉鎖されてしまいます。もし実現していれば、『Destiny』が登場する数年前に、FPSとMMOを融合させた新たなゲームジャンルを確立していた可能性もあるだけに、ゲームファンとしては惜しまれるばかりです。ピットマン氏はその後、『Neon Struct』シリーズや『South Park: Snow Day!』などの開発に携わっています。