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初代『Halo』のベテランアーティストが生成AIのゲーム開発への過度な依存に警鐘「AIは幼児、手痛いしっぺ返しを食らうだろう」

2026年06月12日 | #ゲーム | GamesRadar+

初代『Halo』のベテランアーティストが生成AIのゲーム開発への過度な依存に警鐘「AIは幼児、手痛いしっぺ返しを食らうだろう」

ゲーム開発における生成AIの活用について、初代『Halo』シリーズに携わったベテランアーティストのエディ・スミス氏が警鐘を鳴らしています。同氏は、AIを「非常に進んだ幼児」と表現し、創造的な方向性をAIに依存する開発者は「手痛いしっぺ返しを食らう」と警告しています。これは、『キングダムハーツ4』や『クレイジータクシー:ワールドツアー』などのゲームでAI利用を巡る議論が活発化する中で出された発言として注目を集めています。

AIは「進んだ幼児」

スミス氏は、ラスベガスの巨大球体施設「スフィア」で上映された『オズの魔法使い』の制作に携わった際の経験を語っています。このプロジェクトでは、オリジナルの4:3比率の映像を16Kの球体スクリーンに合わせるため、生成AIを使って不足部分のアートを作成しようと試みられました。しかし、AIによる作業は期待とは裏腹に、手作業での修正が大量に発生し、人間が最初からアートを作成するのと変わらない手間がかかることが判明したとのこと。最終的には、すべてのフレームで人間が作成したアートが使用され、「AIはそれほど賢くない」という結論に至ったと明かしています。

創造性の中核には人間のビジョンが不可欠

スミス氏は、コンセプトアートの作成がゲームの創造的なビジョンの基盤を形成するものであり、そのビジョンを形成できるのは人間だけだと主張しています。『バルダーズ・ゲート3』を手掛けたLarian Studiosが、以前に新作RPGで生成AIのコンセプトアート採用を検討し、ユーザーからの強い反発を受けて方針を撤回した事例も紹介されています。また、『Crimson Desert』でAI生成のコンセプトアートが最終版に紛れ込んだとされ、『Mewgenics』の共同制作者タイラー・グライエル氏がその行為を強く非難したことも報じられています。スミス氏は、AIはあくまでツールであり、強力な人間のビジョンがあって初めてその真価を発揮できると述べ、明確なビジョンがない状態でAIに頼ると「ゲームをさらに完成させなくなる」と警鐘を鳴らしています。