任天堂の『パルワールド』特許侵害訴訟、専門家は「損害賠償は微々たるもの」と指摘するも開発元は「士気と開発に影響」と苦悩を明かす
2026年06月13日 | #ゲーム #ニュース | GamesRadar+
任天堂が人気ゲーム『パルワールド』の開発元であるポケットペアを相手取って起こした特許侵害訴訟について、ゲーム業界の専門家であるフロリアン・ミュラー氏が、任天堂が勝訴しても得られる損害賠償はごくわずかであるとの見解を示しています。一方で、この訴訟はポケットペアの開発チームの士気に影響を与え、開発にも支障をきたしているとのことです。
特許侵害の範囲は限定的で損害賠償額もわずか
ミュラー氏によると、任天堂が申請または出願した特許と、訴訟の対象となっている『パルワールド』のバージョンとの間には、乗り越えがたい課題があるとのことです。任天堂の主張の多くは、『パルワールド』リリース後に出願された特許に基づいているため、訴訟の焦点はポケットペアが特許抵触を避けるために変更を加える前の旧バージョンに限定されています。その結果、訴訟の対象となる販売期間が大幅に狭まり、最大損害賠償額は500万円程度にとどまる可能性が高いとされています。これは任天堂の訴訟費用と比較しても、ほとんど誤差の範囲であるとミュラー氏は指摘しています。
開発チームの士気にも影響、一部機能は変更済み
この訴訟は、たとえ金銭的な影響が小さくても、ポケットペアにゲーム内のメカニクス変更を迫る結果となっています。昨年12月には、パルを召喚する際にモンスターボールのような投擲球を使用する機能が変更され、また、乗り物としてパルに乗って滑空するメカニクスも変更されました。これらは訴訟に関わる特許抵触を避けるための対応とされています。ポケットペアの広報担当ジョン・バックリー氏は、訴訟がチームの士気に影響を与え、開発にも支障をきたしていると述べています。しかし、バックリー氏は「自分たちが作りたいゲームを作り続けており、プレイヤーもそれを愛している」とし、『パルワールド』の開発を続ける姿勢を示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最大損害賠償額(予想) | 500万円 |