Rockstar共同設立者ダン・ハウザー氏が語るオープンワールドゲームの真髄:「ストーリーを最後まで進めなくても、楽しんでもらえればそれでいい」プレイヤーの自由な遊び方を尊重する哲学
Rockstar Gamesの共同設立者であるダン・ハウザー氏が、オープンワールドゲームの遊び方について、興味深い見解を披露しました。同氏は、プレイヤーがストーリーを最後まで進めるかどうかはそれほど重要ではなく、世界観を楽しんでもらうことが一番だと語っています。もしストーリーを完結できなくても、他の方法でゲームを楽しんだならそれで十分、とのことです。もちろん、自身が何年もかけて作り上げたストーリーなので、最後までプレイしてほしいという気持ちもあるそうですが、最終的にはプレイヤーの自由な遊び方を尊重する姿勢を示しています。
隠し要素の発見がゲームの寿命を延ばす
ハウザー氏の長年のクリエイティブパートナーであるラズロー氏は、ゲームに深く隠されたイースターエッグについても言及しています。プレイヤーがそれらを発見するまでに1年、あるいは2年以上かかることもあるそうです。あまりにも深く隠しすぎたため、3、4年経って「もしかしたら見つけるのが難しすぎるかも」と思った矢先に、誰かが発見してRedditで話題になる、ということもあったとのこと。実際に、『レッド・デッド・リデンプション2』では、リリースから7年経ってからクモの巣の謎がプレイヤーによって発見され、大きな話題となりました。
プレイヤーの自由な探索が最大の魅力
オープンワールドゲームの最大の魅力は、プレイヤーが世界を自由に探索し、システムをいじり、何でも好きなことをすることだとハウザー氏は述べています。彼らが書くストーリーよりも、彼らが作り出すシステムこそがゲームの最も面白い部分だと強調しています。建物の高いところから飛び降りたり、誰かを殴ったり、車を運転したり、様々なものとインタラクトしたりすることが、常に魔法のような質を帯びているとのこと。ストーリーは、あくまでケーキの飾り付けのようなものであり、プレイヤーの行動を制限するのではなく、彼らに自由な選択肢を与えるべきだという考えを示しています。
現実が追いつく皮肉な世界観
ラズロー氏はまた、『グランド・セフト・オート』シリーズのような風刺的な世界観を作り出すことの難しさについても語っています。彼らがゲームを制作している時点では、明らかに常軌を逸しているように思える設定が、現実世界で実際に起こってしまうことがあるとのことです。例えば、『GTA 5』で登場した政治家ジョック・クランリーは、元スタントマンで「年寄りも、体が不自由な人も、軍人も嫌いだ」と公言するような人物として描かれました。制作当時は「こんなクレイジーなことは現実ではありえない」と考えていたそうですが、現実が彼らのフィクションに追いついてしまうことがあると語っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発スタジオ | Rockstar Games、Absurd Ventures |