『GTA V』や『RDR2』のライター、ダン・ハウザー氏が語るオープンワールドゲームの真髄:「一番楽しいのは、ストーリーではなく作り上げたシステム」
2026年06月15日 | #ゲーム | GamesRadar+
オープンワールドゲームの面白さについて、『グランド・セフト・オートV(GTA V)』や『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』のライターとして知られるダン・ハウザー氏がニューヨークで開催されたトライベッカ・フェスティバルで語ったとのことです。同氏は、プレイヤーがストーリーを完遂しなくても、ゲームを楽しんでいればそれで成功だと考えているといいます。ロックスター・ゲームスを共同設立し、長年プロデューサーやナラティブリードを務めてきたハウザー氏の発言は、オープンワールドゲームの設計思想とプレイヤーの自由な遊び方に深く関係しているとされています。
オープンワールドの醍醐味は「システム」にある
ハウザー氏は、オープンワールドゲームの最大の魅力は、開発者が書いた「くだらない」ストーリーではなく、「作り上げたシステム」にあると述べています。IGNの報道によると、プレイヤーがメインストーリーをクリアせずとも、ゲーム内の世界で自由に探索したり、ロールプレイを楽しんだり、あるいはただシステムをいじって遊んだりすることに価値を見出しているとのことです。実際に、ロックスターのタイトルでは、メインストーリーを進める以外にも、広大なマップを自由に移動したり、NPCと交流したりと、多様な遊び方が可能です。ハウザー氏は、この自由度こそがゲームの寿命を延ばし、プレイヤーに独特の体験を提供すると考えているといいます。
プレイヤーの「選択」がゲームを形作る
ハウザー氏は、プレイヤーの選択がゲーム体験全体にとって極めて重要であると強調しています。「この世界にいて、この建物から飛び降りたり、あの人を殴ったり、あの車を運転したり、これやあれとインタラクトしたりしたときに何が起こるかを見るのが、常に一番楽しいことだ」とコメントしています。つまり、プレイヤーがゲーム内で何をするかを自由に決められる「エージェンシー(主体性)」こそが、オープンワールドゲームの魔法のような魅力の源であるとのことです。ロックスターは、『GTA III』以降、より多くのプレイヤーにストーリーをクリアしてもらうための工夫を凝らしてきたとされていますが、最終的にはプレイヤーがどのように楽しむかはプレイヤー次第であるという考えを堅持しているといいます。