マイクロソフトCEOが語るXbox事業の未来像:YouTubeでの収益が自社を上回る現状と持続可能なビジネスへの転換への課題
2026年06月15日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | GamesRadar+
Xboxの将来について、いまゲーム業界ではさまざまな憶測が飛び交っています。ハードウェアの販売不振や、『Halo』や『Fable』といった人気シリーズがPlayStationへ移植される動きなど、Xboxを取り巻く状況はかなり不透明な状態です。さらに、長年Xboxブランドの顔だったフィル・スペンサー氏が退任し、アシャ・シャルマ氏が後任に就任したことも記憶に新しい出来事です。そんな中、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOが、Xbox事業を再び持続可能なビジネスにするための展望について言及しました。
Xbox事業の収益化と課題
ナデラCEOは、Xbox事業が現在抱えている課題として、主に2つの側面を挙げています。1つは、メモリやその他の部品不足に起因する製造コストの上昇といった業界全体の問題です。これについては、マイクロソフトとして乗り越えられるだろうとの見解を示しています。もう1つは、Xboxが今後どのようなアプローチを取るべきかという、より根本的な問題です。ナデラCEOは、「過去25年間、マイクロソフトがXboxに投資し続けてきたことは誰も否定できない」と語り、今後はこの事業を持続可能なものに転換する必要があると強調しています。
YouTubeでの収益化がマイクロソフトを上回る現状
驚くべきことに、ナデラCEOは「Xboxゲームの収益化は、マイクロソフト社内よりもYouTubeでより多く発生している」と発言しています。これは、Xboxがゲーム開発に多大な投資を行ってきたにもかかわらず、その収益が十分にマイクロソフトに還元されていない現状を示唆しています。Xbox事業全体をより収益性の高いものにすることが、今後の大きな目標であるとしています。ゲーマーを惹きつけ、Xboxプレイヤーになってもらうための計画として「顧客にとっても我々にとっても経済的に意味のある形でゲームを提供する方法を見つけなければならない」と述べています。アシャ・シャルマ氏とXbox CCOのマット・ブーティー氏が、数ヶ月以内に「Xboxのリセット」を行うと社内メモで伝えたこともあり、ゲーム部門の再編が進行中とのことです。ベセスダやアクティビジョン・ブリザードといった大規模な買収に多額の費用を費やし、ユーザーベースの伸び悩みが続くXboxは、近年ソニーのPlayStationに後れを取っています。Xbox Game Passも期待されたほどの効果を上げておらず、独占タイトルの減少も、Xboxが何らかの打開策を必要としている状況を示しています。かつての『Halo』や『Gears of War』といった人気シリーズの生みの親であるXboxが、今後どのような戦略を打ち出すのか、今後の動向が注目されます。