『ポケモン エメラルド』のバトルファクトリーで世界記録を樹立した有名スピードランナーWerster氏にチート疑惑が浮上! ライバルが2年間徹底調査し、その驚きの検証方法と告発内容を公開
著名な『ポケモン』スピードランナーであるWerster氏に、世界記録の詐称疑惑が浮上しています。この件が注目されているのは、単なるスキャンダルというだけでなく、告発者が自身の主張に反論しようと、驚くべき徹底ぶりを見せている点にあります。Werster氏は、数多くの実績を持つトップランナーとして知られており、特に『ポケットモンスター エメラルド』の「バトルフロンティア バトルファクトリー」部門では、長らくリーダーボードのトップに君臨していました。
詐称疑惑の根拠と検証方法
バトルファクトリーは、プレイヤーがランダムに与えられたポケモンで7連戦を勝ち抜くエンドレスモードで、42連勝をいかに早く達成するかを競うスピードランコミュニティが存在します。Werster氏は2024年に75連勝(配信時)を達成し、オフカメラでは104連勝を主張していましたが、この時点ではトップ10にも入るレベルではありませんでした。しかし、2025年に入ると状況は一変し、同年11月にはオフラインで147連勝を達成したと主張。さらにその1か月後には、配信の締めくくりとして210連勝を達成したと見せかけました。この急激な記録の伸びに、ライバルであり同部門で2位のスピードランナーであるMagpie氏は不審を抱き、Werster氏の過去の配信データを2年間にわたり収集、分析を行いました。その結果、Werster氏の配信中の平均プレイタイムが7戦で35分だったのに対し、オフラインでのペースは倍速だったことが判明し、記録と実際のパフォーマンスとの間に深刻な乖離があることを指摘しています。
告発者の異例な検証姿勢
Magpie氏の告発動画は1時間に及びますが、驚くべきはその徹底した検証姿勢にあります。Magpie氏は、Werster氏の記録が正当なものである可能性をすべて排除するため、あらゆるシナリオを検討しています。彼は「Wersterが不正行為をしていないという善意の仮説を立て、さらにあらゆるデータを彼に有利なようにバイアスをかけた上で、それでも不正行為が証明されるならば、それ以上の分析は不要となる」と述べています。具体的には、Werster氏が何百もの並行宇宙でファクトリーをプレイしていると仮定し、その中でも最も不運な1%の宇宙に我々が生きていると仮定するなど、数学的なモデルと複雑な方程式を用いて、Werster氏がチートをしていない可能性を最大限に考慮した上で検証を進めています。最終的にMagpie氏は、Werster氏がスプレッドシートやリファレンスなどの外部ツールを使用している可能性が高いという結論に至っていますが、その「どのように」あるいは「何を」使っているのかという点よりも、Magpie氏が自身の仕事を公開し、Werster氏を擁護しようと尽くしたその努力こそが特筆すべき点です。
トップランナーへの複雑な思い
Magpie氏は動画の終盤で、「この中で最も悲しいのは、Werster氏自身が素晴らしいプレイヤーであることです」と語っています。「Werster氏は多くのことを完全に合法的に、そしてチート、嘘、操作に頼ることなく成し遂げられる能力を持っています。Werster氏の印象的な実績のいくつかは実際に本物である可能性が高いです。しかし残念ながら、彼自身の行動のせいで、どれが本物であるか確信を持つことはできないでしょう」と、複雑な心境を明かしています。