EU委員会がオンライン専用ゲームのアクセス権停止を禁止する新規制の勧告を見送り、『Stop Killing Games』キャンペーンはEU議会を通じた法改正に期待を寄せる | 業界の自主的行動規範策定とカリフォルニア州での進展にも注目
2026年06月17日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
EU委員会は、ゲームパブリッシャーがオンライン専用ゲームへのアクセスを停止することを法的に禁止する新規制の勧告を、最終的に見送ったことが明らかになりました。これは「Stop Killing Games」キャンペーンにとって大きな痛手ではありますが、キャンペーンの創設者は、今回の決定に関わらず新たな法律が成立する可能性は十分にあるとしています。委員会は「現段階では、商業提供が終了したビデオゲームのプレイアビリティを維持する法的義務を提案できない」としており、その理由として既存の知的財産権に言及しています。
業界団体との行動規範策定
EU委員会は、新たな法的義務を設けず、業界と消費者代表との会合を通じて、ビデオゲームの「ライフサイクル終了」に関する業界行動規範の策定を目指すとのことです。また、消費者権利に関する啓発キャンペーンも推進するとしています。これらは具体的な法的措置とは異なり、拘束力のない自主的な取り組みとなる見込みです。キャンペーン創設者のロス・スコット氏は、この結果をある程度予測しており、委員会からの「非拘束的な通達」にとどまる可能性を危惧していたと述べています。
EU議会を通じた法改正への期待
スコット氏は、今回のEU委員会の決定は「あまり重要ではない」と強調しています。その理由は、「Stop Killing Games」キャンペーンが、既存のデジタル公平法を修正することで、EU議会を通じて直接目標達成へと動いているためです。最近では、欧州議会の45人の議員が、委員会に対する立法措置に関する調査要請に署名しており、この問題に関して過半数の支持を得ているとのことです。これにより、委員会の承認がなくても立法を通過させる立場にあるとスコット氏は説明しています。
カリフォルニア州での進展にも期待
スコット氏は、EUだけでなくカリフォルニア州でも同様の法整備が進む可能性があるとしています。現在のところ、キャンペーンの状況は「良すぎるほど順調」であり、EUとカリフォルニア州の両方で法案が成立する軌道に乗っていると語っています。2024年に運動が始まって以来、プレイヤーたちは「Stop Killing Games」を支持してきましたが、今回のEU委員会の否定的な決定にもかかわらず、キャンペーンの主催者たちは将来に対して非常に強い希望を抱いているようです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャンペーン開始 | 2024年 |
| EU委員会決定日 | 2026年6月17日 |