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『Grand Theft Auto 6』開発元Rockstar Gamesの組合員解雇問題、ブラックリスト疑惑も裁判で審理へ。雇用審判所がRockstarの申し立てを却下し、9月10日より本格的な法廷闘争がスタート

2026年06月18日 | #ゲーム | Eurogamer

『Grand Theft Auto 6』開発元Rockstar Gamesの組合員解雇問題、ブラックリスト疑惑も裁判で審理へ。雇用審判所がRockstarの申し立てを却下し、9月10日より本格的な法廷闘争がスタート

人気ゲーム『Grand Theft Auto 6(以下、GTA 6)』の開発元であるRockstar Games(以下、Rockstar)が、従業員との間で繰り広げられている労働紛争において、組合側が主張する「ブラックリスト登録」に関する訴えを削除するよう求めていた件で、雇用審判所がRockstarの申し立てを却下したことがIWGB(Independent Workers' Union of Great Britain)から発表されました。この結果、組合側が主張するすべての嫌がらせ行為に関する疑惑が、9月10日から始まる裁判で審理されることになります。

組合員解雇から続く法廷闘争

この問題は昨年10月、Rockstarが約30名の従業員を解雇したことに端を発しています。解雇された従業員は全員が労働組合員であり、Rockstar側は「重大な非行」を理由に解雇したと主張しました。しかし、IWGBはこれを「ゲーム業界史上、最も露骨で冷酷な組合つぶし行為の一つ」と非難し、Rockstarに対して法的な申し立てを行いました。その後、200人以上のRockstar Northの従業員が経営陣の行動を非難する書簡に署名し、英国議会でもこの問題が取り上げられるなど、大きな波紋を呼んでいます。英国の首相であるキア・スターマー氏も、この解雇を「深く憂慮すべきこと」と発言するなど、事態は深刻化していました。

ブラックリスト疑惑が審理へ

今回、審判所がRockstarの申し立てを却下したことで、組合側が主張する「ブラックリスト登録」に関する疑惑も裁判で審理されることになります。ブラックリスト登録とは、雇用主が労働組合員や活動家、安全衛生代表者などをリストアップし、採用や管理の意思決定に利用する禁止行為のことです。Rockstarは、この疑惑を裁判から除外するよう求めていましたが、審判所はこれを認めませんでした。解雇された従業員の一人であるエリー・ダンスタン氏は、「Rockstarは自分たちが物語をコントロールできると考えていたが、それは間違いだ。私たちはそれを証明するのが楽しみだ」とコメントしています。IWGBのゲーム労働者支部議長であるスプリング・マクパーリン=ジョーンズ氏も、今回の判決は「Rockstarが自身の行動に対する精査を避けようとする試みへの大きな打撃」であり、「組合員の正義のための戦いにおける大きな一歩」であると述べています。

裁判は9月10日から開始

この裁判は9月10日に開始され、10月15日まで続く予定です。Rockstarは現在、『Grand Theft Auto 6』をXbox Series X/SとPlayStation 5向けに今年11月にリリースする準備を進めていますが、この法廷闘争が今後のゲーム開発や企業イメージにどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。