『Vampire Survivors』開発元、Epic Gamesの生成AI活用発表を受け『フォートナイト』コラボ計画の見直しを表明。ゲーム開発におけるAI導入の波紋広がる
人気ローグライクシューター『Vampire Survivors』の開発元であるPoncleが、Epic Gamesによる生成AIツールの使用に関する発表を受け、『フォートナイト』とのコラボレーション計画を見直していることが明らかになりました。Epic Gamesは、今週公開された舞台裏映像で、キャラクターのスキンやアートアセットのデザインプロセスに生成AIツールを導入していることを明かしています。
Epic Gamesが明かした生成AIの活用
Epic Gamesは、最新の舞台裏映像で、生成AIが『フォートナイト』のキャラクターデザインやアートアセットの初期段階でどのように利用されているかを公開しました。この映像では、AIが手描きのスケッチをより詳細なデザインに変換したり、昼間のシーンを夜間に変更するなど、アートワークの様々なバリエーションを試す様子が紹介されています。一方で、AIが意図しないエラーや追加要素を生み出し、手作業での修正が必要になるケースも示されており、これについては過去にプレイヤーから「奇妙なアセットがゲームに登場した原因では」との指摘も上がっていました。
Unreal Engine 6での生成AI統合
さらにEpic Gamesは、先日開催された「State of Unreal」ライブストリームにて、次世代ゲームエンジンUnreal Engine 6の生成AI機能を一部公開しました。Unreal Engine開発リードのMarcus Wassmer氏は、ブログ投稿で「UE6では、LLM(大規模言語モデル)や生成AIモデル、ClaudeやCodexといったツールが、クリエイティブなコントロールを維持しつつ、コンテンツをより迅速に構築する上で中心的な役割を果たす」と述べており、3D環境の反復開発や構築において、広範な生成AIツールが統合される方針を示しています。
『Vampire Survivors』開発元の懸念
PoncleはRedditへの投稿で、「Epic Gamesが『フォートナイト』のキャラクターを含むあらゆるゲームアセットの作成に生成AIを使用しているという今日のニュースを受け、『フォートナイト』とのコラボレーションを現在『見直し』ています。進展があればお知らせします」とコメントしており、この発表がコラボ計画に影響を与えていることを示唆しました。このPoncleの姿勢は、『Vampire Survivors』のファンから好意的に受け止められており、「インディーゲームはEpicから距離を置くべきだ」という声も上がっています。Epic Gamesは以前から、Darth VaderのAIによるチャット機能など、一部でAI生成技術を公開していましたが、今回の広範な利用についてはインターネット上で賛否両論を巻き起こしています。特に約1,000人の従業員を解雇した後の生成AIへの積極的な姿勢に対しては、批判の声も多く聞かれます。