Epic Gamesのティム・スウィーニー氏が語るゲーム業界の「危機と機会」:『Roblox』への懸念とUnreal Engineが描く未来のゲームエコシステムとは?
2026年06月19日 | #ゲーム #イベント | Eurogamer
Epic GamesのCEOであるティム・スウィーニー氏が「State of Unreal」ステージに登場し、ゲーム業界が直面している「危機と機会」について熱のこもったスピーチをしました。彼は、数億ドルもの開発費を投じた大作ゲームが、十分なプレイヤーを獲得できずに「失敗」している現状に警鐘を鳴らしています。特に、若い世代のゲーマーはソーシャルな体験を重視する傾向があり、従来のゲームの楽しみ方が変化していると指摘しました。これにより、多くの新規リリース作品が苦戦を強いられているようです。
ゲーム業界の新たな潮流と「Roblox」への懸念
スウィーニー氏は、現代のゲーマーが友人とのオンラインでの交流を重視し、その中で一緒に何をするかを決める傾向が強まっていると述べています。この変化は、『フォートナイト』や『コール オブ デューティ』、『グランド・セフト・オートV』、『マインクラフト』、そして『Roblox』といった長年愛されているゲームに有利に働いているとのこと。特に『Roblox』については、単一の「ゲートキーパー」が存在し、プラットフォームが収益の70%以上を取る中央集権的なモデルが、ゲーム開発者にとって大きな課題であると懸念を示しました。これは、『フォートナイト』が提供するようなユーザー生成コンテンツ(UGC)と直接競合する存在として、スウィーニー氏が特に意識している点かもしれません。
Epic Gamesが描く未来のゲームエコシステム
スウィーニー氏は、ゲームの経済がゲーム本体の購入から、ゲーム内アイテムの購入へと移行しているとも指摘しています。さらに、プレイヤーの注目を集める競争は激化しており、ゲームだけでなくTikTokのようなソーシャルメディアとも時間を奪い合っている状況です。このような現状に対し、スウィーニー氏が提唱する「より明るい未来」は、Epic Gamesの製品、特にUnreal Engineを中心に据えたものです。彼は、ゲーム業界全体が「Unreal Engine 6」のような技術で統一され、すべてのプレイヤーベースがソーシャルかつ経済的に繋がる「グローバルエコシステム」を構築する必要があると強調しました。この構想では、『フォートナイト』のスキンなどのアセットがUnreal Engineを使用している他のゲームでも利用できるようになる「スマートアセット」の導入も計画されており、Epic Games自身がこのアイデアを実践していくとしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登壇者 | ティム・スウィーニー氏(Epic Games CEO) |
| プラットフォーム | Unreal Engine 6 |
| 発表内容 | ゲーム業界の現状と未来、Unreal Engineの展望 |