『RPG Maker』公式フォーラム閉鎖で約140万件の投稿が消失へ。長年の開発ノウハウが失われる危機にコミュニティが動く
2026年06月19日 | #ゲーム #ニュース #アプデ | DualShockers
Gotcha Gotcha Gamesが開発するゲームエンジン『RPG Maker』の公式フォーラムが、2026年12月11日をもって閉鎖されることが発表されました。これに伴い、約14年間にわたって蓄積されてきた140万件もの投稿が削除されるとのことです。新しいコミュニティプラットフォーム「RPG Maker Guild」への移行が予定されているものの、既存フォーラムのアーカイブやバックアップは行われないため、これまでの膨大な知識やノウハウが失われることになります。多くの開発者やユーザーからは、この決定に対して強い懸念の声が上がっています。
膨大な開発知識が失われる危機
今回のフォーラム閉鎖で失われる情報は、単なるカジュアルな会話ではありません。レガシーエンジンサポートフォーラムだけでも28万件以上の投稿、JavaScriptプラグインフォーラムでは約27.6万件のメッセージが蓄積されており、これらは『RPG Maker』を使用したゲーム開発における長年の知識の集大成です。エンジン固有の修正方法、プラグインのドキュメント、そして多くの開発者が何時間もかけて診断した問題を解決するためのチュートリアルなど、専門家でない開発者にとっても『RPG Maker』を実用的なツールとするための貴重な情報源となっていました。『Omori』や『To the Moon』、『ゆめにっき』といった数々の名作が『RPG Maker』から生まれた背景には、これらのフォーラムで共有された知識が大きく貢献していると言われています。
コミュニティによる保存活動と業界全体の課題
新規アカウントの登録は既に停止されており、2026年6月18日からは読み取り専用モードに移行します。Gotcha Gotcha Gamesはユーザーに対し、個人的に保存したいものを自分で保存するよう促していますが、その規模を考えると現実的な対応とは言えません。これに対し、Internet Archiveのジェイソン・スコット氏がアーカイブへの協力を示唆するなど、コミュニティ主導による保存活動が進められています。しかし、企業が14年間蓄積した知識を「負債」と見なし、その保存をコミュニティに丸投げする姿勢は、デジタル情報の永続性に対する企業の責任を改めて問いかけるものとなっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フォーラム閉鎖日 | 2026年12月11日 |
| 削除される投稿数 | 約140万件 |
| 新プラットフォーム | RPG Maker Guild |