インディーゲームのベテラン開発者が『Highguard』の失敗について「悪いゲームだった」と断言、開発チーム内の「毒性ポジティブ」に警鐘を鳴らす
2026年02月14日 | #ゲーム | GamesRadar+
先日、インディーゲーム界のベテランであるThe Astronautsのクリエイティブディレクター、エイドリアン・フミエラシュ氏が、Wildlight Studiosが手掛けた『Highguard』について「単に悪いゲームだった」と率直な意見を表明しました。競争の激しいゲーム市場において、『Highguard』には「チャンスがなかった」と断言しています。これは、以前に『Highguard』のテクニカルアーティストを務めていたジョシュ・ソーベル氏の投稿に対するフミエラシュ氏のコメントとして注目を集めています。ソーベル氏は『Highguard』の発売前、社内では「失敗するわけがない」という雰囲気があったと明かしており、フミエラシュ氏はこの「何百人もの人が何年もかけて開発したゲームなのに、誰もそれが悪いゲームだと気づかない」という事態に疑問を投げかけています。
『Highguard』に厳しい評価を下すベテラン開発者
フミエラシュ氏は、『Highguard』の失敗は「ゲーマー文化」や「The Game Awards」、あるいは「ヘイトを煽るYouTuber」のせいではないと指摘しています。彼は「退屈で人工的な世界観」「薄っぺらくありきたりなキャラクター」「企業風のUI」「使い古されたジャンル」といった、ゲーム自体の本質的な問題が失敗の原因だと考えています。ソーベル氏も、発売時に悪い話題が先行していなければすべてが完璧だったわけではないと認めつつも、ゲーマー文化がその失敗に一役買ったと述べていました。しかし、フミエラシュ氏はより厳しく、開発者が「自分たちが悪いゲームを作ったとまだ信じられないでいる」状況だと見ています。
開発現場の「毒性ポジティブ」に警鐘を鳴らす
フミエラシュ氏は、『Highguard』や『Concord』、あるいは『Painkiller』のリブートといったタイトルを例に挙げ、「何百人もの人が何年もかけて開発したゲームが、どうしてあのような形で世に出てしまうのか」と疑問を呈しています。彼はこれを「伝説の『毒性ポジティブ(Toxic Positivity)』なのか、それとも何か別のものなのか」と問いかけています。開発チーム内での過度な楽観主義や批判を受け入れない雰囲気が、ゲームの本質的な問題を見過ごさせてしまう可能性について警鐘を鳴らしていると言えるでしょう。ソーベル氏も、消費者が『Highguard』を中傷するのに「とんでもない努力」を払い、それが「功を奏した」と述べていますが、フミエラシュ氏は、平均的なゲーマーであればたった1本のトレーラーで「失敗が避けられない」と理解できたはずだと指摘しており、この認識のギャップが課題だと示唆しています。