『バイオハザード』生みの親・三上真司氏がゲーム実況文化に警鐘「自分でクリアしたいと思わせるゲームこそが良いゲーム」と語る、開発者の役割とプレイヤー体験の重要性を強調
2026年06月22日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
人気ホラーゲーム『バイオハザード』の生みの親である三上真司氏が、現代のゲーム視聴文化について自身の考えを明かしました。YouTubeやTwitchでゲーム実況を観るのが当たり前になった昨今、「ゲーム実況を最後まで見て満足してしまうようなら、それはその程度のゲームだ」と発言しており、ゲーム開発者としてプレイヤーに「自分でクリアしたい」と思わせるゲームを作る重要性を強調しています。
「自分でクリアしたい」と思わせるゲームの重要性
三上氏は、コメディアンでYouTubeクリエイターの狩野英孝氏が自身の『バイオハザード』シリーズ実況の人気の後に交わした会話の中で、この考えを語ったとのことです。狩野氏が「実況によってユーザーがゲームをプレイすることなく満足してしまうことについてどう思うか」と尋ねたところ、三上氏は「視聴者がゲームの実況を最後まで見て、それだけで満足してしまうのであれば、そのゲームはその程度のものだったということだ」と回答したそうです。さらに三上氏は「私たちの仕事は、たとえ他人のプレイを見たとしても、それでも自分でクリアしたいと思わせるゲームを作ることだ。だから、実況は続けてほしい」と付け加えたと狩野氏は振り返っています。
他の著名クリエイターも同様の見解
この見解は、他の著名なゲームクリエイターの間でも共通しているようです。『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏も同様の意見を述べていると狩野氏は回想しています。また、『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズのディレクターである浜口直樹氏も最近、RPGにおいてはプレイヤーの主体性が失われると「単に実況を見て満足し、自分ではゲームをプレイしない」ことになりかねないため、「注意が必要だ」と発言しているとのことです。インタラクティブなメディアであるゲームの本来の魅力を最大限に引き出すためには、実況視聴では得られない体験をプレイヤーに提供することが、開発者にとって重要な課題であることがうかがえます。