← 最新記事一覧

『ウルティマ』生みの親リチャード・ギャリオット氏が50年前の著作権法を活用しEAから権利奪還を計画中!新たな「ロード・ブリティッシュのウルティマ」誕生なるか

2026年06月22日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer

『ウルティマ』生みの親リチャード・ギャリオット氏が50年前の著作権法を活用しEAから権利奪還を計画中!新たな「ロード・ブリティッシュのウルティマ」誕生なるか

往年の名作RPG『ウルティマ』シリーズの生みの親であるリチャード・ギャリオット氏が、現在権利を保有しているエレクトロニック・アーツ(EA)から、同シリーズの権利を取り戻す計画を進めていることが明らかになりました。その計画の鍵となるのは、約50年前の著作権法に存在するちょっとした抜け穴を活用するものです。EAは1992年に『ウルティマ』の開発元であるOrigin Systemsを買収し、その権利を獲得しましたが、2004年には同スタジオを閉鎖しています。ギャリオット氏は以前から『ウルティマ』の権利を取り戻したいという意向を公言しており、過去にもEAとの交渉を試みるも、最終的には頓挫していたとのことです。

50年前の著作権法が権利奪還の切り札に

ギャリオット氏が権利奪還を計画している背景には、EAが新たに『ウルティマ』フランチャイズの商標を登録したことがあります。この商標登録は通常の更新とは異なり、クラス041(ビデオゲーム)とクラス009(ダウンロード可能なビデオゲーム)として登録されており、EAが『ウルティマ』IPで何かを計画しているか、あるいは他の企業がIPを使用するのを阻止しようとしている可能性が指摘されていました。そんな中、ギャリオット氏はInside Gamesのインタビューで、1976年著作権法第203条を活用してシリーズの著作権をEAから取り戻す意向を表明しました。この法律は、著作物の著作者が35年後に自身の著作権を取り戻すことができるというもので、米国におけるすべてのクリエイターに与えられた権利です。ギャリオット氏が著作権局に署名済みの書面を提出するだけで、『ウルティマ』の著作権は彼のものになる可能性があり、来年にはこの権利を行使できる条件が整うとのことです。

著作権と商標権の違い、そしてその先

ただし、著作権と商標権には重要な違いがある点に注意が必要です。Inside Gamesが指摘するように、著作権はゲームのソースコードや全体的な見た目、雰囲気を保護するのに対し、商標権はゲームのブランドアイデンティティを保護します。そのため、ギャリオット氏が著作権を取り戻したとしても、「Ultima」という名称で新作ゲームを作ることはできません。しかし、彼は『ウルティマ』に非常に似たゲームを開発することは可能になります。ギャリオット氏は、「『ロード・ブリティッシュのウルティマ』は私のオリジナル作品のすべての著作権を取り戻すでしょう。それがどうなるかは、次の課題です」と語っており、今後の動向に大きな注目が集まります。