『Journey』のクリエイターが明かすValveとの衝撃的な過去「銃が出てこないゲームは扱わない」と2005年に売り込みを拒否された体験を語る
2026年06月23日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
『Journey』や『Sky 星を紡ぐ子どもたち』といった癒やし系のゲームで知られるThatgamecompanyの共同設立者であるジェノバ・チェン氏が、2005年当時にValveに自身の作品を売り込みに行った際のエピソードを明かしました。当時チェン氏は、大学の奨学金を得るため、コロンバイン高校銃乱射事件後に非難されていた主流メディアのゲームとは正反対の作品を企画しており、それが結果的にValveに受け入れられなかった、という話です。
Valveは「銃がないゲームは扱わない」と拒否
チェン氏が企画したのは、病院のベッドで空を飛ぶ夢を見る少年が主人公の心温まるゲーム『Cloud』でした。2005年といえば、『Assassin's Creed』『Half-Life』『Halo』『Resident Evil』、そして『Grand Theft Auto(GTA)』シリーズのような暴力的なゲームが主流だった時代です。チェン氏は「『Grand Theft Auto San Andreas』の真逆のゲームとは何か?」と考え、平和的な体験ができる『Cloud』を制作しました。しかし、チェン氏がValveを含むさまざまなパブリッシャーに売り込んだところ、Valveからは「うちは銃が出てくるゲームしかパブリッシュしない。うちのプレイヤーは撃ちたがるからね」と断られたとのことです。
時代とともに変わるゲーム業界とプレイヤーのニーズ
当時のValveは、『Half-Life 2』や『Portal』シリーズといったシューターゲームで名を馳せていたため、チェン氏の言うことはまさにその時代のValveを象徴する言葉だったと言えるでしょう。現在でもValveは『Counter-Strike』や『Half-Life』シリーズのようなシューターゲームで知られていますが、それらの作品に『GTA』のような過激なゲームはありません。とはいえ、暴力的な要素を持つゲームの人気は依然として高く、『GTA 6』への期待も非常に大きいのが現状です。その一方で、Thatgamecompanyの作品群に代表されるような、いわゆる「癒やし系ゲーム」も今日のゲーム市場で大きな存在感を示しており、かつてないほど多様なゲームが受け入れられる時代になっています。