Valveの新型ゲーム機『Steam Machine』はゲーマーの期待に応えるのか?高価な価格設定とパフォーマンスに賛否両論、初期レビューで明暗が分かれる
2026年06月23日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | Polygon
長らくの待ち時間を経て、Valveが開発したPCとコンソールのハイブリッド機『Steam Machine』がついに登場します。次週から出荷が開始されるこのデバイスは、基本的な512GBモデルが発売される予定です。さらに、2TBモデルにはSteam Controllerが同梱され、高価な価格設定となっています。この新しいゲーミングデバイスに大金を投じる価値があるのか、初期のレビューでは意見が分かれており、潤沢な資金がある人にとっては「まあ、悪くないかも」といった評価が目立ちます。ただし、この価格帯でハイエンドなゲーミングPCを期待するのは避けた方が良いでしょう。
コンソールのような手軽さとLinuxの汎用性
IGNのレビューでは、『Steam Machine』の最大の魅力がプラグ&プレイの手軽さにあると指摘されています。コンソールと同じように簡単に起動でき、設定もシンプルなので、すぐにゲームを始められるとのこと。しかし、真の魅力はLinuxとの統合にあると、レビュアーのジャクリーン・トーマス氏は述べています。PS5やXboxがNetflixなどのアプリに限定される一方で、『Steam Machine』はLinux PCとしてSteam Big Pictureモードで起動するため、その可能性は無限大であるとしています。
最新AAAタイトルのパフォーマンスには課題も
しかし、やはり気になるのは実際のゲームパフォーマンスです。Digital Foundryによる徹底的なベンチマークテストでは、『Cyberpunk 2077』が1440pで平均64fpsと respectableな数値を示しました。一方で、最新のゲームでは数値が芳しくない傾向にあります。『Crimson Desert』は1440pで平均27fpsと、最新のAAA PCゲームをプレイするには物足りない結果となっています。PC Gamerのレビューでは、このデバイスが4桁の価格に見合う性能ではないと評価されており、同価格帯の他のPCと比較しても劣るとのこと。The Vergeも同様に、このデバイスを意欲的なプロジェクトとしつつも、現状では価格に見合わないと指摘しています。Valveが「予防措置としてコンソール全体を1080pに設定している」ため、ゲームを手動で設定する必要がある点も不満として挙げられています。これはSteam Deckの初期の実験的な体験に似ており、今後のアップデートによる改善に期待が寄せられています。
特定のニーズに合致するニッチなデバイス
多くの評論家が意見を分ける中で、多くの人が『Steam Machine』に一定の立ち位置があることには同意しています。Eurogamerのクリス・タプセル氏は、現状では高価であると認めつつも、ニッチなゲーミングソリューションとしてデバイスを高く評価しています。柔軟性、長期的なコストパフォーマンス、そして自宅に置いた時の「ちょっとおしゃれな見た目」など、独自の魅力があるとしています。片手で持ち運びできるサイズ感も、LANパーティーなどでの活用を想像させるとのこと。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベースモデルストレージ | 512GB |
| 最高価格モデルストレージ | 2TB |
| 同梱物(2TBモデル) | Steam Controller |