『グランド・セフト・オートVI』パッケージ版はディスクなし、ダウンロードコードのみの販売へ。業界アナリストは「売上への影響は限定的」と予測、デジタルシフトがさらに加速する可能性も
Rockstar Gamesは、待望の新作『グランド・セフト・オートVI』(以下、『GTA VI』)のパッケージ版について、ゲームディスクを含まず、ダウンロードコードのみを同梱する形式で販売することを発表しました。この決定に対し、業界アナリストたちは、ゲームの売上には大きな影響を与えないだろうとの見解を示しています。長年のゲーム業界の流れを考慮すると、この販売形式は避けられない変化の一つと捉えられています。
『GTA VI』の販売形態がもたらす変化
今回のダウンロードコード形式の採用は、Rockstar Gamesにとって複数のメリットをもたらすとされています。まず、ゲームの開発終盤まで調整が可能になり、ディスク製造のための最終版準備を急ぐ必要がなくなります。これにより、発売直前までバグ修正や最適化に時間を費やせるでしょう。また、中古販売や二次流通の抑制、さらには発売前のゲーム内容の流出リスクの低減にも繋がるとのことです。ゲーム業界のベテランアナリストであるクリス・ドリング氏は、「一部のプレイヤー、特にデジタルに不慣れな層には不満を引き起こす可能性はあるが、大半のプレイヤーにとっては大きな違いはないだろう」と述べています。
小売店への影響とデジタルシフトの現状
この変更によって、ゲーム小売店、特に中古ゲーム販売店は大きな影響を受けると見られています。ディスクの提供がないため、中古ゲーム市場での取引が不可能になるからです。ただし、アナリストのマシュー・ピスカテラ氏は、ディスクドライブ非搭載のデジタル専用コンソールが普及している現状を考慮すると、小売店にとってはむしろ市場を拡大する機会になる可能性も指摘しています。実際、Xbox Seriesの52%、PlayStation 5の27%(2026年5月末時点、米国)がディスクドライブ非搭載モデルであり、ダウンロードコード形式のパッケージは、これらのユーザーも小売店で購入できるメリットがあるからです。しかし、全体としては、PlayStation StoreやXbox Gamesストアといったデジタルプラットフォームの売上が増加すると予測されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売形式 | ダウンロードコードのみ |
| 対象プラットフォーム | PlayStation 5, Xbox Series X/S |