Epic GamesのCEOがSteamのAI開示要件を「無責任」と批判。ゲーム開発の成功を阻害すると強く主張
2026年06月25日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+
Epic GamesのCEOであるティム・スウィーニー氏が、SteamにおけるAIコンテンツの開示要件について、Valveの姿勢を「非常に無責任」と厳しく批判しています。スウィーニー氏は、この開示義務がゲーム開発者、特に小規模な開発チームの成功を著しく困難にしていると主張しています。
AI活用は開発効率を高める手段
スウィーニー氏は、AIが小規模な開発者にとって貴重なツールになり得ると強調しています。例えば、ゲーム内の小道具を制作する際にAIを活用すれば、独自のルック&フィールを持つコンテンツを経済的に制作できるとのこと。彼は「完璧な植木鉢を作ることに100万ドルを費やすのは愚かだ」と述べ、真の価値はゲーム全体の世界観や物語、そしてゲームプレイを構築することにあると説明しています。AIは、この「独自の感触を与える」プロセスにおいて、非常に有効な手段になると指摘しています。
SteamのAI開示要件がもたらす影響
しかし、Steamでは開発者がAIをゲーム制作に使用したかどうかを開示するよう求めており、スウィーニー氏はこの要件を「スカーレットレター(汚名の印)」と表現しています。この開示が、いわゆる「アンチAI」コミュニティによるゲームへの攻撃を招き、結果として開発者の成功の機会を奪っていると批判しています。彼は、生産性を大幅に向上させるツールを使わないか、あるいは「AI使用」という烙印を押されて失敗するか、という二者択一を迫られていると指摘しました。これは、Epic Gamesの他のスタッフからも同様の意見が出ており、『フォートナイト』のシニア外部開発マネージャーであるステファニー・アーネット氏も、AIの目的は効率化であり、雇用の奪取ではないと述べています。