『Castlevania』シリーズのベテラン・五十嵐孝司氏、『Bloodstained: The Scarlet Engagement』の完成を誓う! 逝去した飯田周太郎氏のビジョンを継承し、必ずやり遂げると明言
『Castlevania(悪魔城ドラキュラ)』シリーズのベテランとして知られる五十嵐孝司氏が、『Bloodstained: The Scarlet Engagement』の完成を誓っています。本作は、2026年2月15日に52歳で逝去されたデザイナー兼ディレクターの飯田周太郎氏のビジョンを尊重し、必ず完成させるとのことです。飯田氏は1年半にわたる膵臓がんとの闘病の末、亡くなられました。この悲報は、飯田氏の家族によって声明として発表されています。
飯田周太郎氏の功績と五十嵐氏の決意
飯田周太郎氏は、1996年から2015年までコナミに在籍し、主にプログラマーとして活躍されました。『Castlevania: Aria of Sorrow』(GBA)や『Castlevania: Lament of Innocence』(PS2)といった作品で重要な役割を担い、シリーズを第6世代および第7世代のコンソールへと導きました。また、『Castlevania: Harmony of Despair』(Xbox 360、PS3)ではディレクターを務め、さらに『Metal Gear Solid V: Ground Zeroes』と『The Phantom Pain』ではリードプログラマーも担当しています。五十嵐氏の誘いを受け、共同設立したインディー開発会社ArtPlayに参加した飯田氏は、クラウドファンディングで開発された『Bloodstained: Ritual of the Night』のディレクターを担当し、五十嵐氏はプロデューサーを務めました。この作品は『Castlevania』シリーズの精神的後継作として高く評価され、我々のレビューでは8.8点と評し、「伝説的な『Castlevania: Symphony of the Night』とほぼ同じようにプレイでき、感じられる」とコメントしています。
五十嵐氏が語る飯田氏への思い
五十嵐氏は、飯田氏との20年以上にわたるゲーム制作を振り返り、「『Castlevania: Aria of Sorrow』以来、彼と一緒に仕事をしてきました。傑作と称される多くのゲームが、彼の貢献なしには成功しなかったと言っても過言ではありません。彼の才能は並外れたものでした」と語っています。続けて、「『Bloodstained: Ritual of the Night』の成功も、彼の素晴らしいサポートによるところが大きかったと感じています。振り返ると、彼は20年以上にわたって私を支え続けてくれました。彼は常にゲームのことを考え、人生を燃やすようにゲーム開発に取り組むタイプでした。常に全速力で走り続けていた彼が、今安らかに眠れることを願っています」と述べました。飯田氏の遺作となる『Bloodstained: The Scarlet Engagement』は、今年後半にリリース予定で、現在も開発が進行中です。五十嵐氏は、飯田氏が全身全霊を傾けたかけがえのない作品であるとし、「彼のゲームに対する熱い思いを受け継ぎ、彼を失望させないよう、この作品をきちんと完成させます」と決意を表明しています。飯田氏は、2026年1月30日の最後の更新で、日々弱っていく中で終わりが近いと感じていると語り、「Bloodstained 2と、私が作ったすべてのゲームを愛してください」とシンプルな願いを残していました。飯田氏の家族からの声明もこの気持ちを反映しており、「周太郎のこの世界での冒険は終わりを告げましたが、彼の創造物は残ります。彼が作ったゲームを人々が引き続き楽しんでくれることを願っています」と述べています。