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現役Valveデザイナーが『Half-Life 2』の「Ravenholm」をSource 2エンジンで再現し「ツールの強力さに圧倒された」と語る、その詳細とは?

2026年07月09日 | #ゲーム | GamesRadar+

現役Valveデザイナーが『Half-Life 2』の「Ravenholm」をSource 2エンジンで再現し「ツールの強力さに圧倒された」と語る、その詳細とは?

Valveの現役レベルデザイナーであるチャック・ウィルソン氏が、入社前に『Half-Life 2』の印象的なステージ「Ravenholm」をSource 2エンジンで再現していたことが明らかになりました。このプロジェクトは、Source 2エンジンの学習と可能性を探るためのもので、その結果として「ツールがいかに強力であるかに圧倒された」と語っています。

Source 2エンジンによる「Ravenholm」の再現

ウィルソン氏が再現したのは、『Half-Life 2』の中でも特に不気味なゴーストタウンとして知られる「Ravenholm」の冒頭部分です。彼はまず、Valveが提供するサンプルコンテンツや既存のレベルを研究し、Source 2エンジン内のレベルエディター「Hammer 2」の仕組みを習得しました。その後、「Ravenholm」のオープニングエリアの大量の写真を撮影し、空間の見た目、雰囲気、スケールを再確認することで、Hammer 2のモデリングツールを使って再構築に取り掛かりました。

印象的な新しい機能とツールの活用

再現を進める中で、ウィルソン氏はHammer 2の新たな機能やツールを積極的に活用しています。具体的には、ジオメトリ用のモデリングツール、布やケーブル、吊るされたゾンビのラグドールなどの物理シミュレーション、タイルスセット(単一の面から配置される3Dメッシュ)、ホットスポットマテリアル(面のUV展開を高速化する機能)、ボリューメトリックフォグ、キューブマップ、コンパイルプロセスなど多岐にわたります。特に「Ravenholm」の薄暗い鋸刃小屋へとプレイヤーを誘導するために、空間に構成的な変更を加えるなど、単なる再現に留まらない工夫も凝らされています。

ツールへの高い評価

ウィルソン氏は、この「Ravenholm」の再現プロジェクトを通じて、Source 2エンジンのツール群がいかに強力であるかを実感したと述べています。「レベルデザイナー、特に環境アートのバックグラウンドを持つレベルデザイナーにとって、これらのツールは驚くほど強力だ」と語り、これまでのキャリアで使ってきたツールの中でも「間違いなくお気に入りのツール」であると絶賛しています。このポートフォリオの公開は、『Half-Life 2』のSource 2リメイクへの期待を一部のファンの間で高めていますが、Valveから公式なリメイクの発表は現時点ではありません。