成功作『アサシン クリード ブラック フラッグ リシンク』リリース直後にUbisoft Barcelonaで51名の人員削減が決定、開発者は「ほろ苦い日」と心境を吐露
2026年07月10日 | #ゲーム | GamesRadar+
Ubisoft Barcelonaは、期待の新作『アサシン クリード ブラック フラッグ リシンク(Assassin's Creed Black Flag Resynced)』の開発チームの1つですが、このスタジオで51名もの大規模な人員削減が実施されるとのことです。主要開発メンバーの1人である品質保証/品質管理リードのイザベル・コディーナ・ガルシア氏がLinkedInで明かした情報によると、ゲームのリリースとほぼ同時期に、チーム全体が整理解雇計画の対象になったと発表されました。
『アサシン クリード ブラック フラッグ リシンク』の成功と人員削減
今回の人員削減は、ゲーム業界の現状を象徴する出来事と言えるでしょう。『アサシン クリード ブラック フラッグ リシンク』は、シリーズでも特に評価の高い作品のリメイクであり、シリーズ史上最高のSteamローンチを記録するなど、商業的な成功は疑いようがありません。ガルシア氏も2年半にわたり開発に携わってきたプロジェクトのリリースを「ほろ苦い日」と表現しています。しかし、その成功にもかかわらず、UbisoftとTencentの合弁会社であるVantage Studiosからは、バルセロナスタジオにはこれ以上の開発案件がないと告げられたとのことです。
組合によるストライキと業界の課題
スペインの労働組合「La Confederación General del Trabajo」は、この人員削減案に対して、Ubisoft Barcelonaのスタッフがストライキを行ったと発表しています。組合は、51名の従業員の雇用維持、最低5年間の大規模解雇防止のための雇用保護、既に合意された昇進の実施、そして在宅勤務オプションの提供などを要求していました。しかし、これらの要求がどこまで受け入れられたかは不明です。ガルシア氏は「Ubisoft Barcelonaでの7年間、このような終わり方になるとは想像していませんでした」と語り、今回の事態が個々の開発者にとってどれほど厳しいものであるかを物語っています。たとえプロジェクトが成功しても、それが必ずしも開発チームの安定に繋がらないという、ゲーム業界が抱える深刻な課題が浮き彫りになっています。