Steamの返金システムは「無料でゲームをプレイするためのものではない」— 『Paddle Paddle Paddle』開発者が制度の悪用可能性を指摘しつつも返金ポリシー自体は支持
2026年07月11日 | #ゲーム | GamesRadar+
人気を集めるインディーゲーム『Paddle Paddle Paddle』の開発者Mateo Covic氏が、Steamの返金システムについて自身の見解を表明しました。多くのプレイヤーがゲームを楽しんだ後に返金したことに疑問を呈しつつも、返金制度自体は支持しており、消費者の権利が損なわれることには反対しているとのことです。同氏は、Steamの「2週間以内かつプレイ時間2時間未満なら理由を問わず返金可能」というポリシーが、一部のユーザーによって悪用されやすいと指摘しています。
議論を呼んだ返金ポリシーとその影響
Covic氏は、Steamが返金ポリシーで「返金は無料でゲームをプレイする手段ではない」と明記している点を強調しています。氏の意見では、返金は「ストアページの情報が誤っていた」「ゲームに不具合があり、プレイや楽しむことができなかった」といった正当な理由がある場合にのみ申請されるべきとしています。自身のゲーム『Paddle Paddle Paddle』は、55,000回以上の返金があったものの、販売数270,000本に対しては一般的な範囲内であると理解を示しています。しかし、ゲームを楽しみ、肯定的なレビューを書いたにもかかわらず、単に返金が可能だからという理由で返金したプレイヤーに向けて問題提起を行ったとのことです。この一連の出来事により、Covic氏には多くの批判的なメッセージが寄せられ、同作のSteamレビューは「非常に好評」から「賛否両論」へと評価が変化しました。
短編ゲーム開発における課題と今後の展望
Covic氏は、Steamの返金ポリシーが短編ゲームの開発を阻害する可能性について懸念を表明しています。2時間という返金猶予期間を避けるために、意図的にゲームを長く作るような風潮が生まれることを危惧しているとのことです。しかし、今回の経験は大きな学びの機会であり、今後は発言をする前に慎重になると述べています。また、今回の騒動にもかかわらず、『Paddle Paddle Paddle』の成功によってゲーム開発に専念できるようになったと語っており、短編ゲームを開発することに喜びと重点を置いているとしています。返金理由をプレイヤーが自由に選択できる現状では、本当に正当な理由で返金されたのかを判断するのが難しいとも明かし、もしプレイヤーが具体的なコメントを残してくれれば、今後のゲーム開発に役立てることができるとも述べています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返金件数 | 55,000件以上 |
| 販売数 | 270,000本 |