Windows 11がクラシックゲームに「劇的な」問題を引き起こしているとGOGが指摘、ゲームのデジタル保存における課題が浮き彫りに
2026年07月17日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+
PCゲームのデジタルプラットフォーム「GOG」のパブリッシングテクニカルマネージャーであるMichał Obuchowski氏が、Windows 11が古いゲームの動作に与える悪影響について言及しました。同氏によると、MicrosoftはWindowsのセキュリティ強化を進めており、それがクラシックゲームの起動や動作に予期せぬ問題を引き起こしているとのことです。特に、DirectShowの回帰により、一部の古いゲームの動画が正しく再生されなくなるなど、顕著な問題が発生していると指摘されています。
Windows 11がもたらすクラシックゲームへの課題
Windows 11は、セキュリティを強化するためにUAC(ユーザーアカウント制御)の仕組みを「Administrator Protection」へと変更しています。これは、ゲームが起動時に必要とする権限の要求方法に大きな影響を与え、開発者側もMicrosoftが変更を公開するまで何が変わったのか把握しにくい状況が生まれています。また、Windowsがそのルーツから離れていくにつれて、30年前の古いシステム要素を引きずりながらも、Microsoftはそれらを徐々に削減しています。例えば、新しいWindows 11のビルドではDirectShowに回帰が発生し、一部のクラシックゲームの動画が「劇的に」壊れるといった事態が報告されています。さらに、レガシーなドライバーや古いコピープロテクションの仕組みも、除去が困難な問題として挙げられており、ゲームをDRMフリーで提供することの重要性が増しているとのことです。
ゲームのデジタル保存における課題とGOGの取り組み
Microsoftのような巨大なテクノロジー企業にとって、これらの変更はごくわずかなものに思えるかもしれません。しかし、Obuchowski氏が指摘するように、「Windowsの一部が引退するたびに、1998年の何かが起動しなくなる可能性がある」のです。GOGは長年にわたり、古いゲームをプレイ可能な状態に復元するという素晴らしい仕事をしてきました。『Ecstatica』や『Clive Barker’s Undying』のような比較的マイナーな作品から、『バイオハザード』の初期3作のようなジャンルを定義した名作まで、多くのゲームがオリジナルに近い形で保存され、購入できるようになっています。それぞれのケースで、GOGチームはバラバラになったテクノロジーと格闘し、Windowsが引き起こす問題を乗り越えてきました。この状況が改善されることは期待しにくいものの、ゲームの保存活動を支援することの重要性は高まるばかりです。